◎メイショウマンボ
阪神牝馬Sを勝ったスマートレイアーの下馬評が高い。ポツンと出遅れながらも、直線、大外から一気に差し切った勝ちっぷりは、着差以上の強さであったことは確か。前走から1F延び、舞台が東京コースに変わる点など、条件面も好転材料が多い。秋華賞2着の実績が示すように、能力は間違いなくGI級なだけに無理に逆らわずに連勝の軸と考えたい。
先にスマートを取り上げたが、単勝の魅力はメイショウマンボ。大阪杯の凡走(7着)により評価急落のマンボだが、元々が叩いて良くなるタイプ。ガラリ一変して雪辱する可能性は十分に考えられる。阪神JF、桜花賞の内容から本質的にマイル向きとは言えないが、直線の長い東京のマイルGIなら他場のそれとは趣が違う。距離不足は補えるはずだし、地力勝負は望むところ。高速馬場への対応も問題なしとみる。
他では、このコースに滅法強いホエールキャプチャ。2月の東京新聞杯以来となるが、牡馬相手に57キロを背負っての完勝劇は特筆もの。6歳になった今年も力の衰えはない。
【馬連】流し(4)軸→(8)(9)
【3連単】フォーメーション(4)(8)(9)→(4)(8)(9)→(4)(8)(9)(16)(17)(18)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。