★そこ退けそこ退け王者が通る。キタサンブラック有終のラストラン★
◎2キタサンブラック
〇14スワーヴリチャード
▲10シュヴァルグラン
GI6勝。メンバー屈指の実績を誇るキタサンブラックがついにラストランを迎えた。先手必勝の勝ちパターンに持ち込み、有終の美を飾る公算が大。敢然と、この馬の首に鈴を付けに行く馬は見当たらないからだ。前走のジャパンCは3着と最後に失速、2連覇はならなかったが、悲観することはない。もともと、最大目標は昨年2着と涙を呑んだ、この有馬記念なのだ。今回はまさに、渾身の仕上げで勝ちに行く。オグリキャップ・武豊(平成2年)がラストランを飾り、オグリコールでスタンドを揺るがした、あの感動のシーンが今度はキタサンコールで蘇る。相手は、ダービー2着馬のスワーヴリチャードと、ジャパンカップ優勝のシュヴァルグラン。
中山12R「クリスマスC」芝1200㍍
★地力強化の跡は歴然。素質馬のイノバティブが混戦に断を下す★
◎イノバティブ
○ダイメイフジ
▲ワールドフォーラブ
△コロラトゥーレ、ネバーリグレット
休み明け2戦目の前走、小差3着と好走。ここに大きく望みをつないだ、イノバティブ。その前走は、スローペースのため我慢できずに4角先頭。脚が溜まらなかったことを考えれば一層、評価できる。その意味で、1200㍍はプラス材料。ペースが速くなるのは間違いなく、スムーズに折り合いが付く(脚が溜まる)ハズ。直線で差し脚を爆発させる。当面の相手は、上り馬のダイメイフジ。
阪神12R「ギャラクシーS」ダ1400㍍
★トップハンデは伊達ではない。実力馬のコウエイエンブレムが貫禄勝ち★
◎コウエイエンブレム
○サウススターマン
▲サトノファンタシー
△ドライヴナイト、レッドゲルニカ
昨冬の高砂特別勝ち以降、ここまで9戦4勝、2着4回、3着1回と安定感抜群のコウエイエンブレム。オープン特別なら大将格といえる。トップハンデ57.5㌔も能力でカバーできるハズ。休み明けのオータムリーフS2着をステップに、調子は一段と上昇中。普通に走ってくれば結果は付いてくるだろう。相手は、サウススターマン。阪神1400㍍はメンバー最多の4勝を挙げている十八番の条件。好勝負に持ち込みそう。