「ワンポイント英会話のコーナーが終了したあとは、テレビ出演を控え、講演活動に力を入れていますよ。当時の“愉快な英語の先生”というイメージが残っていて、全国各地で開かれる講演会の集客は上々のようです。講演の内容は英会話や海外でのコミュニケーションの取り方などが主ですが、子供に英語を身に着けさせる方法など子育てと絡めたものもあります」(芸能記者)
また、一方で“教授”としての顔も持つ。
「実はウィッキーさんは、島根大学の客員教授も務めているんです。ウィッキーさんはもともとエリート。文部省の国費留学生として来日し、その後は、東京大学大学院で博士号を取得しています。専門は語学とは関係ない海洋生物学で、当時ウィッキーさんが書いた論文は、世界中の漁法として今でも使われているのだとか。島根大学の客員教授になる前には、奥羽大学や日本大学農獣医学部でも教授を務めていました」(前出・同)
しかし、当時のように英語を教えることもやめてはいない。
「やはり、英語を教えるのは好きなようで、今は行きつけのパン屋さんでボランティアで子供たちに英語教室を開いています。もちろん、子供たちはウィッキーさんがテレビに出ていた頃を知りませんが、明るいキャラクターで相変わらず親しまれていますね。そんなキャラを活用し、結婚式の司会業もやっているんです。こちらは本業ではありませんが、自慢のトーク力で毎回、列席者らを惹きつけています」(前出・同)
今でもテレビ出演のオファーはあるようだが、大学の講義を犠牲にしてまでタレント活動をする気はないそう。ウィッキーさんの英会話ファンもまだまだ多そうだが…。