加護というと、2000年4月にバラエティー番組『ASAYAN』(テレビ東京系)の「モーニング娘。第3回追加オーディション」で石川梨華、吉澤ひとみ、辻希美とともに合格。ちなみに、加護の芸能生活を指導した“教育係”は、後藤真希だった。
当時まだ12歳だった加護は、突如国民的アイドルとしてスポットライトを浴びた。だが、若くしてヘビースモーカーだった加護は、2006年2月に『FRIDAY』(講談社)、07年3月には『週刊現代』(同)が証拠写真付きで未成年にもかかわらず喫煙していたと報道。加護は事実を認め、芸能活動停止に追いやられた。
そして、ようやく復帰を遂げた加護が次にやらかしたのは、“不倫”だったようだ。2009年1月、俳優の水元秀二郎と焼肉デートや自宅へ通う加護の姿を『FRIDAY』(同)が激写。映画『弁天通りの人々』で夫婦役で共演したことがきっかけだったようだ。08年11月頃から加護が仕事のことで相談する機会が増えたという。
「当時、水元には妻子がいたため“不倫関係”と騒ぎになった。加護は自らのブログで不倫を否定。一部スポーツ紙の取材でも、『男女関係?神に誓ってないです』と断言した。だが、報道がきっかけとなり、水元09年1月に妻と離婚したようだ。ところが、怒りが収まらない元妻は、同年3月になって裁判を起こし、加護に約1000万円、水元に約5000万円の慰謝料などをそれぞれ求めて、熊本家裁に調停を申し立てたという」(芸能ライター)
同年5月に水元は、元妻に自宅などを譲り、子ども3人に養育費を月30万円支払うことで和解が成立した。一方、2010年10月発売の『東京スポーツ』によると、加護は元妻との調停に姿を見せず、本裁判になっても断固として無視し続けたようだ。
結果、熊本地裁は加護に約200万円の支払いを命じた。すると加護は、判決に従うとして控訴しなかったという。要は、“不倫”を認め“ドロ沼”裁判に「異議なし」という結論に至ったとされる。
「2011年には、交際相手の男性が逮捕され、あまりのショックから精神安定剤を大量に服用しての自殺を図るも未遂に終わった。あげく、再起不能とされた加護に手を差し伸べたのはAVメーカー。加護は、後に出演したテレビで出演料は1600万円だったとしている。その後、ようやく結婚して幸せをつかんだのもつかの間、旦那からDV被害を受け、シングルマザーを決意したものの、翌16年には美容関係の会社経営者とデキ婚。ようやく落ち着いた人生を迎えたようだ」(芸能ライター)
そんな加護に、所属事務所代表は「どんな仕事にも挑戦し、疲れていても家事をこなす。決して弱音は吐かない」と称賛しているようだ。
先月、千葉・幕張メッセで行われた『Hello! Project 20th Anniversary!! Hello! Project ひなフェス 2019』の初日公演に、元“相棒”の辻とともに出演。13年ぶりに2人組ユニット『W(ダブルユー)』が復活し、感極まった加護は涙した。
数々の奇行と男運の悪さには「自業自得」という言葉が当てはまるのかもしれない。だが、愛情あふれたお弁当を見る限り、ひたむきな“母の姿”がうかがえた。これを機にママタレへのさらなる進出を遂げたいところだ。