会場となった中野サンプラザで会見前に公開リハーサルも行われ、「Sing Sing Sing」や「いつでも夢を」を披露したOGはステージに勢揃いすると感無量の表情。彩輝は「まわりは憧れの先輩たちばかり。下級生の頃の気持ちを思い出しました」としみじみ。
高汐は「退団後の先輩たちの変わらないパワーやエネルギーや空気を感じて宝塚ってすごいなって改めて思いました。いいステージに出させてもらって光栄に思っております」とコメント。貴城は仕上がったCDに満足げで、「上級生の方たちは本当にパワーがすごかった。劇場で聴いているくらいの力をCDから感じることが出来ました」と感想を述べた。
また、涼風は「宝塚に入りたいと思ったきっかけは『ベルサイユのばら』」と明かすと、当時、同舞台に立っていた榛名、安奈の追っかけをしていたことを本人たちの前で告白。「ご一緒させてもらえて嬉しいです」と目を輝かせた。
その榛名は今年70歳。年齢を感じさせないパワフルな歌声を披露した後はご機嫌。メンバーの中央に立ち、「(メンバーから)レジェンドやってと言ってもらえて嬉しい」とニヤニヤ。本作のレコーデングの際は「久々で緊張しました」といい、「ブースの中に一人入って孤独感を味わいました。昔の記憶がよみがえってきました」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)