増税前の9月29日、都内のライブハウスをメインに活動している音楽ガールズユニット「C;ON」(シーオン)は、オフィシャルホームページに「消費税増税に伴う価格改定のお知らせ」というお知らせを掲載。ホームページによると「この度、10月1日より消費税増税に伴い、物販品だけでなく楽曲制作費など様々な維持費の高騰により、大変申し訳ございませんが 物販会料金を値上げさせていただくこととなりました」とし、現在1000円で販売しているツーショットチェキ撮影を1500円に値上げした。他の物販品に変更はないという。同日には「C;ON」公式twitterアカウントでもこのお知らせが通知され、ファンからも様々な声が寄せられていた。
突然の500円の値上げに対し、ネットでは「便乗値上げでは?」「なんで消費税が2%あがっただけで50%増しになるんだ?」「算数ができないのか」「500円」と10月1日現在も炎上状態が続いている。
だが、炎上の一方、「C;ON」ファンの投稿を見ると肯定的な意見もあるよう。「1500円のチェキを売るグループもある」「メンバーの多いグループは取り分も少なくなるので値上げは仕方がない」という声もあるという。
今回のチェキ値上げに限らず、カツカツの予算で活動するグループは珍しくなく、今回の値上げにつながったのではないかという。地下アイドル事情に詳しい関係者はこう分析する。
「メジャーになれない音楽ユニットやアイドルグループは出演ギャラがもらえないので、物販で収入を得るしかありません。地下アイドルのツーショットチェキは基本500〜1000円ですが、フィルム代が税抜きで1枚60〜100円。1000円で販売しないとほとんどもうけはありません。事務所の手数料を考えると増税のタイミングで1500円に値上げするのは確かに『便乗値上げ』ではありますが、仕方がない面もあると思います。また律儀に100円を値上げするにしてもお金は手売りするアイドル本人が管理する。細かい釣り銭は主催者からも嫌われる傾向にあります」(週刊誌記者)
現在、「C;ON」公式サイトには「皆様からいただきました貴重なご意見やご指摘をふまえ善処していく所存です」と掲載されている。