02年に同局に入社し、同年10月から看板番組「めざましテレビ」のキャスターに抜擢された中野アナだが、「そこからが地獄の日々でした」と告白。「おまえには本当にニュースを読むセンスがない」と先輩アナにダメ出しされたり、視聴者からは「あの人のニュースは聞きづらい」とクレームが入ったことなどが耳に入り自信喪失。「ちょっと鬱っぽかった」というほど追い込まれ、実家に帰った際に仕事のことを聞かれると、「トイレにひとりでいる時が一番楽しい」と話したこともあったという。
最初の1、2年は人間不信状態でボロボロ。1年先輩で現在はフリーの高島彩アナと打ち解けてその状態を脱したというが、4年目の26歳のころ、「私は本当にこの仕事がしたいんだろうか?」という根本の疑問が生じ、以前からやりたかった出版関係の仕事がしたくなって上司に相談。上司は親身になって相談に乗り、退社の段取りもできていたというが、入社式の司会を担当したところ、「私はまだ何も残してないんじゃない?」とハっとし退社の意志を撤回。その時の自分を「ホントに子どもだったなと。怖いモノ知らずの勢いだけの若さってあるじゃないですか、まさにそれでしたね」と振り返った。昨年の退社時については、「自分なりに全力で走り切れた」と話しているだけに悔いはなかったようだが、このインタビューは局内で大ブーイングを浴びそうだというのだ。
「まるで自分が被害者のようなインタビューだが、周囲はマイペースかつわがままな中野アナにずいぶん迷惑してきた。退社前の数年は、『辞められたら困る』という空気が蔓延し、中野アナがミスしても誰も注意できず、あれじゃアナウンサーとしてのスキルが上がるはずがない。夫の海外赴任を理由に退社したにもかかわらず、あっさり仕事を再開する相変わらずのマイペースぶり。やっと今年から夫がシンガポール赴任が決まりついていくようだが、この先、当分、うちの局から仕事のオファーはないだろう」(フジテレビ関係者)
インタビューとともに掲載されたデジカメ日記によると、着付け教室やキックボクシングに通うなどプライベートが充実している様子だけに、もし日本にいたとしてもフリーでガツガツ稼ぐ気はなかったようだ。