みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。中国四川省を襲った直下型大地震。これによる未曽有の大災害。多くの小学校がガレキになり、教科書を手に未来ある命を失った多くの子どもたち。胸が痛くなります。合掌。
さて、キストゥヘヴンとザレマ。ヴィクトリアMに出走することがかないませんでした。しかし、これはどう考えても間違いに近いくらいおかしいです。キストゥヘヴンは一昨年の桜花賞を制し、昨年のヴィクトリアMが4着。昨年夏は米国に遠征して、マイル戦で4着に好走した実績。ここ3走はいずれも重賞で(3)(3)(4)着。確かに桜花賞の後、1、2着はないものの、GIに7回も出走。レイティングも100を超えているのです。この馬がどうみても格下の馬に、出走順位で下位とは納得できません。1600万を勝ち上がり、オープンでここ3走が(14)(16)(9)着のテンイムホウより低い評価の仕方は絶対に間違いです。この算定方法はGI馬の栄誉を汚し、日本の競馬の汚点につながります。
さて、「京王杯SC」です。最大のポイントは強力な逃げ馬が不在。東京コースということも考えると、ゆったりした流れになる公算が大です。人気はスズカフェニックスにスーパーホーネット。ともに後方で牽制しながらの展開になりそうです。
で、注目はザレマです。ヴィクトリアMをはじかれての京王杯回り。2走前の京都牝馬Sでアドマイヤキッスと壮絶な叩き合い。結果、クビ差遅れたとはいえ、キストゥヘヴン、ブルーメンブラット、それにローブデコルテに悠々先着。前走の福島牝馬Sは538kgと、デビュー以来最高の馬体重を記録。さすがに休養明けで重め残りだったようです。それでも、早めにスパートをかけて直線先頭と見せ場十分。勝ち馬とは0秒1差の大接戦。ゆえにひと叩きした今回は大いに食指が動くところです。距離1400mは初めての経験ですが、タフさが要求される東京コース。オープンのマイルで2着2回の実績から、何ら問題はないはずです。なにより流れに応じた作戦が立てられる高いセンス。強力世代の4歳牝馬。叩き2走目、大変身の快走に期待です。