(14)アンヴァリッド
前走・香取特別でも期待した一頭だが、1番人気を裏切り、11着に敗退。ただ、大型馬の休み明けで16キロ増だったことを思えば、動くに動けなかったのも致し方ないところ。昨春の伏竜S(3着)では、ほぼ同位置から追い出したノンコノユメに先着。こと決め手の鋭さに関しては、オープンレベルの域にある。叩いた上積みに加え、平場でメンバー手薄のここは、巻き返し必至だ。
≪単勝≫(14)に1000円
≪複勝≫(14)に2000円
【初富士S】
(11)キャンベルジュニア
デビュー以来、4戦3勝と底割れしていない戦績は大きな魅力。7月に産声をあげた遅生まれのためか、昨春は大型馬の割に、食いが細くなったり、レース中、ムキになって走ったりとメンタル面での幼さを残していたが、古馬になり、それも解消しつつある。2000メートルに距離が延びるのも問題なく、昇級戦でも好勝負に持ち込める。
(2)ムーンクレスト
昨秋からの馬体増が示す通り、ここにきて逞しさを増してきた。詰めに甘さはあるものの、大崩れの少ないタイプで、昨春にはアンビシャスあたりとも差のない競馬を演じていた。現級3戦目。クラスの流れにも慣れてきたし、自在性のある脚質から初の中山も苦にすることはないだろう。
≪ワイド≫(2)(11)に全額
【京成杯】
(2)ウムブルフ
未勝利戦とはいえ、余力十分の手応えで抜け出した前走に高い将来性を感じる。勝ち時計の芝2000メートル2分2秒9は、その数時間後に行われた葉牡丹賞のそれに0秒3劣るだけ。その勝ち馬メートルダールが、ここでの主力の一頭なら、当馬にも当然、チャンスはある。何より、自己条件を飛び越え、重賞にチャレンジしてきたのは、陣営がクラシックを意識しているからこそ。
≪単勝≫(2)に全額
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
【プロフィール】
元スポーツ紙記者、中央競馬担当。記者時代は北海道シリーズを得意とし、函館記念4年連続万馬券的中の偉業も。現在も厩舎関係者と親交があり、フリーとして執筆活動を行っている。