「現在、内々に進んでいるのが、悲願だったCDデビュー。大手レコード会社ワーナーミュージック・ジャパンとタッグを組んでCDをリリースすることが決まったそうなんです。当初は所属事務所カレンの中に自社レーベルを立ち上げる予定だったが、既存のレコード会社と組んだ方がメリットが大きいと判断したようです」(業界事情通)
事実、ワーナーミュージック・ジャパンには10月1日に、『ディビジョンC』なる部門が創設されている。
「文字通り、カレンの一部門という意味。同部門には、カレンのスタッフのほか、元フジテレビやビクターでSMAPを担当していた人物も移籍しているんです。投資額はカレンと折半で1億円を出資したそうです」(音楽プロデューサー)
この一報に敏感に反応しているのが音楽業界。ジャニーズ事務所との全面対決がいよいよ現実味となってきたからだ。
「“SMAPのレーベル”といえば、ビクターエンターテインメントで、社内にはSMAP専属のチーム『Sルーム』が設置され、ジャニーズとの蜜月関係が有名だった。だが、カレンはあえてジャニーズとほとんど接点のないワーナーと組み、CDをリリースする。すなわち、ワーナーもジャニーズとの関係が悪くなることを覚悟してカレンと組んだわけです。今後は、テレビ界だけでなく音楽界のバトルも激しくなるでしょう」(音楽プロデューサー)
カレンやワーナーミュージック・ジャパンに勝算はあるのだろうか?
「9割以上の確率で利益が出ると踏み、勝負に出た。そもそもカレンのファンクラブ会員は10万人を超え、会費だけで5億5000万円の収入。CD実売とネットの売り上げを合算すれば10億円の売り上げは楽勝だと思います。カレンやワーナーの関係者が『来年のNHK紅白歌合戦には確実に初出場を目指す』と真顔で話していたそうですが、まんざら夢物語ではない」(前出・業界事情通)
当然、注目されるのは新たなグループ名。『ディビジョンC』内では、ある新グループの名前が検討されているという。
「一部週刊誌やネットなどでは香取、稲垣、草なぎの頭文字を取りKIK(キック)が内定と言われていたんです。でも、その3人の頭文字にカレンの代表を務めるI女史の頭文字を付け、IKKI(イッキ)に傾く方向。一騎当千の一騎になぞらえたとの話です」(音楽プロデューサー)
“IKKI”は'18年の音楽界に一石を投じることができるのか、要注目だ。