「これまでドラマのキャスティングは大手プロがシノギを削ってきた経緯があるんです。しかし、最近は米倉、菊川怜、上戸彩、それに武井、剛力彩芽、忽那汐里らが所属するオスカープロの独壇場です。何しろ大手プロの幹部連がドラマの仕事を貰いに頭を下げに行っているくらいです」(ドラマプロデューサー)
米倉は'12年10月から放送された『ドクターX』で高視聴率を記録し“視聴率女王”と呼ばれるようになり、昨年秋の同パート2で不動の地位を築いた。
「米倉のパート2に続き、上戸彩がヒロインを務めた『半沢直樹』(TBS)が視聴率40%超えを記録した。2人に引きずられるような格好で事務所もパワーアップ。今夏のドラマを見れば、その勢いがわかりますよ」(ドラマ関係者)
上戸主演『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(フジテレビ)、剛力彩芽出演『あすなろ三三七拍子』(同)、武井主演『ゼロの真実〜監察医・松本真央〜』(テレビ朝日)、特番では米倉主演『アウトバーン マル暴の女刑事 八神瑛子』(フジテレビ)が放送された。
「美女軍団だけではありません。村上弘明主演の刑事ドラマや陣内孝則(業務提携)が久々に主演した深夜ドラマ等々…。今やプロダクションの中でオスカーは一番力を持っています」(制作会社プロデューサー)
10年以上前からジャニーズ事務所、唐沢寿明や天海祐希らを抱える『研音』、それに系列プロをいくつも持つ『バーニングプロダクション』をはじめとした数社の大手プロがドラマのキャスティング権を巡り、死闘を繰り広げてきた。
「モデルの最大手プロだったオスカーがドラマの世界に進出しようとした際、オスカーに怯えたのか、ことごとく潰しにかかった芸能界のドンと呼ばれる男まで今はオスカーに挨拶に行っていますよ。それでもオスカーの社長は快く受け入れている」(ドラマ関係者)
快進撃は続きそうだ。