ジェイは、ロックンロールな生き方の黄金時代は去り、ポップミュージックがどんどん商品化されて出回っていると感じている。それは、SNSやカメラ付き電話の普及によって、一般人にスターが頻繁に目撃されることがなったからだと考えているという。
「最近契約を交わしている若者達には、ロックンロール、ってものがないんだよね。給料をもらって、ツアーに出て、あとは静かにしているだけ」「昔は、クラブで誰かに会って『うちに来いよ、一緒に酔っ払おうぜ』って言うこともあって楽しかったんだけどね。当時は人々に礼儀とか尊敬心があったけど、今ではカメラ付き携帯で写真を取り捲るような人間ばかりさ」とジェイは、Qマガジンに語っている。
ジェイはまた、60年、70年代は、絶頂期にあってパーティー三昧の乱痴気騒ぎを簡単に隠しておけたローリング・ストーンズが羨ましいと語った。
「人を信用するのって難しいよね? 常に誰かに繋がっているからね。ストーンズの連中は思いっきり楽しんでいたんじゃない。iPhoneもYouTubeなくて、なんでもやれたんだ。そんな日々は過ぎ去ってしまったんだよな」
そんなコメントをしたジェイも、お祭り騒ぎは現在ブレーキをかけて、アルコールはまだだが、コカインはやめたという。
「まぁ、俺もちょっとはヤッてるよ」
ジャミロクワイの最新アルバム『ロック・ダスト・ライト・スター』は現在発売中。