昨年7月からスタートした『半沢直樹』は回を重ねるごとに視聴率がアップし、制作サイドから続編と映画化の声が挙がった。
「制作スタッフも、これほど視聴率を取れると思っていませんでしたからね。ただ、堺や出演者は続編をやるという約束は初めからしていないし、映画化の話もなかった。そのため、続編はあり得ないと思っていました」(出演者の関係者)
ところが、最終回で視聴率42.2%という驚異的な数字を記録し、続編と映画化の情報が既成事実のように流れた。
「拍車をかけたのが、堺が所属する事務所の一押しタレントでフリーアナの夏目三久が、4月からスタートするTBSの朝の情報番組『あさチャン!』の司会に大抜擢されたこと。“続編のバーター”と言われたんです」(テレビ関係者)
夏目の起用が発表された直後からは、『半沢直樹』の続編決定という情報が流れた。しかも、放送開始は10月からで、出演者も主演の堺や上戸彩の他、西田敏行や真木よう子といった具体的な名前まで挙がった。
しかし、上戸の所属事務所関係者は「うちには続編のオファーは来てません」と言うのだ。
「そりゃそうですよ。初めから続編の話はなかったんですから。夏目のバーター話に関しても、抜擢された際に事務所がTBSの上層部に“バーターではないでしょうね”と念を押し、確認を取って出演を決めていますからね」(事情通)
TBSに出入りする制作会社関係者も言う。
「TBSサイドからマスコミに続編の情報を流し、煽れば実現するかもしれない。要するに、観測気球をあげたんです」
ファンはガッカリだ。