先行抜け出しのレースから一変して、前走のラジオNIKKEI杯2歳Sではジックリ後方から脚をタメる戦法。スローペースを難無く折り合い、4角8番手から直線は外からグイグイ脚を伸ばしてクビ差捉えました。ゴール前でギリギリ差した印象でしたが、脚を計ったかのような計算された追い込みができたのは収穫でしたね。こういう競馬ができれば自在性も生まれてきますし、厳しい流れにも対応できるようになりますから、いろいろ経験をさせておくことが勝利につながる第一歩です。
レースセンスの良さも然る事ながら、やはりこの馬の武器は非凡な瞬発力。全4戦の上がり3ハロンは34秒台前半でまとめています。ある程度の位置からでも脚を繰り出すことができるし、前走のように終いに懸けてもいい。柔軟な競馬ができるのもピサの強さです。タメれば弾けてくれますから、前半は温存して最後の伸びに懸けてほしいですが直線の短い中山では、やはり脚の使いどころがポイントです。中団あたりにつけジワジワと上がっていきそう。鞍上の指示で動ける馬ですから、早めに前を捕らえに行きそうです。流れに左右されない点も強みですね。
年のダービー候補とまで言われている逸材で、3歳勢力図でも現段階ではトップレベルの位置付けです。唯一敗れたのは2歳王者のローズキングダムのみ。それ以降は一戦毎に時計を詰め、学習能力の高さを発揮してきました。
ここ目標に中間も順調で、追い切りでは集中した走りで既にレースモードに突入。しっかりと仕上がっています。安田記念馬アサクサデンエンの半弟という良血馬。王道路線で突き進みます。
(1)ヴィクトワールピサ
(3)エイシンアポロン
(4)ミッションモード
(13)アドマイヤテンクウ
(10)コスモヘレノス
(11)ダイワバーバリアン
(2)ダイワファルコン
馬単 (1)(3) (1)(4) (1)(13)
3連単 (1)(3)→(1)(3)(4)(13)(10)(11)(2)→(1)(3)(4)(13)(10)(11)(2)