英国のアスコットで行われたシャーガーCに世界選抜に選ばれて騎乗した我らが内田博幸騎手。何とあろうことか騎乗停止の処分を受けてしまいました。その理由が「不適切なステッキの使い方」なんだそうです。
ごく一般的な進路妨害ではなく不適切なステッキの使用法? 私は、あまり日本では聞きなれない罰則に首をひねってしまいました。JRAの裁定委員会もこれを認めて、22日から30日までの実行4日間の騎乗停止。英国のこの不思議な罰則ルールを内田騎手が承知していたかどうかは定かではありません。
現在、リーディングトップを走る内田騎手。武豊騎手の追撃を背中で感じながらの4日間の不出場は、何とも痛い限りです。JRAは不適切なステッキの使用について、詳しく公開すべきだと思います。
さて、新潟はあす15日(土)から後半戦がスタート。まず土曜のメーンは「月岡温泉特別」です。1000万クラスによるハンデ戦。外回りの1600メートルです。メンバー構成から判断して、おそらく流れはスロー。待望の良馬場が期待できそうなことから、ラスト3F33秒台の破壊力を持つ馬の舞台とみました。ただし、中1週で臨んでくる馬は一枚割り引きました。
フェイムロバリーに期待しています。昨年の新潟・五頭連峰特別でオペラブラーボの0秒5差5着。その勝ち馬はその後、3連勝で堂々のオープン馬に成長しています。また、当時にマークした芝1800メートル1分45秒5の時計も強調できます。ほかにも、昨春のオープン・葵Sでは優勝したミリオンウェーブと0秒1差の大接戦。資質は間違いなくオープン級の逸材。それゆえ57キロのハンデも納得です。
3走前の1600万・フリーウェイS(6着)が、勝ち馬から0秒3差の接戦。当時、ラスト3F33秒3の破壊力を駆使した内容から、間違いなく復調したと断定。前2走の敗因は重馬場と、明らかな調整ミスによる18キロ増の馬体(前走)。それゆえ参考外とみていいでしょう。新潟の外回りは大歓迎。待望の良馬場、格下の1000万が相手。強気に狙い撃ちです。