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桜花賞(JpnI、阪神芝1600メートル、12日) サクラミモザ 2歳女王を本気にさせた伏兵が一発に虎視たんたん

 TRのチューリップ賞。阪神のターフで神秘のベールを脱いだサクラミモザは2着と長蛇を逸したが、あわや逃げ切りのシーンを演出、2歳女王ブエナビスタを慌てさせた。そのスピードは本番でも要注意だ。

 しかも、当時は初芝、初の遠征競馬といくつものハードルをクリアして、0秒2差だから価値が高い。担当の杉浦厩務員も意を強くした様子だ。
 「ブエナビスタがすごい脚を使ったというより、ウチの馬が(4キロ減で)スタミナ切れを起こしただけだよ」。ブエナ恐るるに足らずの心意気が、手に取るように伝わってきた。
 ここまで3戦2勝、2着1回。優秀な成績を収めているミモザだが、意外にもクラシック登録はしていなかった。しかし、いまや東の伏兵として注目される一頭にのし上がった。陣営は、桜花賞追加登録料200万円では換算できない大きな夢と、希望を手に入れた。

 注目の1週前追い切り(2日、美浦ポリトラック)は、実戦を想定した3頭併せを敢行。5F63秒8→49秒6→36秒5→11秒6と破格のタイムを叩き出した。5Fで前の2頭を5馬身追走。最後は逆に1馬身、4馬身突き放す豪快なデモンストレーションを披露した。
 スタンドで動きを見守っていた畠山吉調教師もご満悦だった。「(最後は)並んでゴールかと思ってましたが、突き放したので驚きましたよ」。短期放牧を挟んで、さらにパワーアップした跡が確認できたという。
 「北村宏騎手も『前走から、一段と成長している』とほめてくれました。今日の動きはパーフェクトでしたね」とトレーナー。事実上の最終追い切りを完了し、「ここまでは青写真通り。(馬体重も)今度は460キロ台で出られそう。まず減ることはないでしょう」と強調した。

 下馬評はブエナビスタで断然のムードだが、ちょっと待った! この短期間に飛躍的な成長を遂げたミモザなら、大仕事をやってのけても不思議はない。
 「血統的にオークスより桜花賞向きなのは間違いないですからね」。畠山吉師も千載一遇のチャンスを前にして、目の色が変わってきた。

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