みなさん、お元気ですか。アベコーこと阿部幸太郎です。
函館記念のレベルが最近、下がってきているのではないか…と疑問を持っています。真夏のハンデ戦で、仕方ないという思いはあるものの、かつての顔ぶれは横綱級がズラリ。
春の天皇賞馬エリモジョージ。前年、えりも牧場の全焼で、唯一生き残ったジョージが、函館で勝利を飾った勇姿がありました。そして中距離の王者ニッポーテイオー。オグリキャップと同期で、マイルCSを制したサッカーボーイも、函館記念の優勝馬に名をつらねています。さらに、ものすごい末脚を持っていたワコーチカコ。第30回の函館記念は、希代の逃げ馬ツインターボにジャパンC好走のタイキブリザードをワコーチカコが電光石火の末脚で差し切るすごいレースでした。
これら私がチョイスしたレースは26日(日)、BSフジの競馬中継で放映されます。番組は午後2時から。あの感動をぜひともご覧ください。
さて、函館記念ですが、今年はワコーチカコ以来の札幌です。傾向としてハンデ頭は過去5年連続で着外。3月の中京記念以来だったクラフトワーク以外の連対馬は、すべて5、6、7月に出走。巴賞組から過去10年で11頭が連対。ただし、今年の巴賞は最近になく低レベル。1番人気のドリームサンデーが前走15着、2番人気のメイショウレガーロが前走11着。ゆえに巴賞は参考になりません。優勝馬は巴賞以外にいると推察します。
◎はレジネッタです。ご存じ、昨年の桜花賞馬で、オークスでは優勝したトールポピーの斜行で、致命的な不利を受けながら3着。本当ならば2冠馬になっていた可能性のある馬です。
昨年はオークスの後、札幌のクイーンSに挑戦。スローに落として逃げたヤマニンメルベイユの2着でしたが、後方から直線だけで追い込んできた末脚はさすがです。前走のヴィクトリアMはインが伸びた馬場状態。17番枠で4角大外を回る競馬では無理。それでも、2着馬とは1秒0差。良績のある札幌、ハンデ55キロに加えて重馬場もローズSで3着。あのワコーチカコの再来に期待して一票です。