◎ワンアンドオンリー
○イスラボニータ
▲トーセンスターダム
皐月賞を制し通算6戦5勝としたイスラボニータ。手前の替え方もぎこちなく、遊び遊び走って楽勝したデビュー戦の内容から、並みの器でないことはわかっていたが、2戦目にハープスターに敗れた後の成長力は見事の一語。走る毎に、これほど顕著に身心の成長をみせる馬は少ない。距離不安を囁かれてはいるが、他馬に比べて死角が少なく連勝馬券の軸として考えたい。
単勝の魅力は、皐月賞で馬群の外を追い上げてレース最速の上がりを記録したワンアンドオンリー。東京コース向きの末脚であることは明らかであり、ハーツクライ産駒で血統面の後押しも心強い。2戦2敗と分の悪いイスラ相手でも、皐月での0.3秒差は逆転可能な範囲ではなかろうか。
他では、皐月賞の凡走(11着)により評価を落としたトーセンスターダムの巻き返しが怖い。傷んだ馬場でバランスを崩しのが敗因と伝えられており、馬場の良い東京ならその点での心配は要らない。追い切りの動きも絶好であり、皐月からの一変があってなんら不思議ない。
皐月2着でソツのないトゥザワールド、しぶといレースぶりでここまで連率100%、青葉賞2着のワールドインパクト、京都新聞杯勝ちのハギノハイブリッド、牡馬との斤量差が魅力のレッドリヴェールあたりをおさえに馬券を構成したい。
【馬連】流し(2)軸→(5)(11)(13)(16)(17)(18)
【3連単】フォーメーション(2)(13)(17)→(2)(13)(17)→(2)(5)(11)(13)(16)(17)(18)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。