◎ケイアイチョウサン
元旦が全休日なため正月の調教は当然ながら変則となる。2日が調教開き、5日が競馬なので3日に追い切りが集中するわけだが、競馬まで中一日なので微妙なさじ加減が要求される。年末にびっしり追い切って直前は調整程度に控えたケイアイチョウサン、長めから16-16のペースでゆったり流し、終い1Fだけ一杯に追われたユニバーサルバンクなど「さじ加減」も様々だ。
1番人気が予想されるチョウサンは2か月半ぶりとなるが、重め感はなく上々の仕上がり。菊花賞(5着)後の短期放牧が奏功し、身心ともに予想以上の効果があったと聞く。成長を加味しての期待ではあるが、上昇一途の戦績から、このメンバーなら力負けすることはなさそうで自信の◎。
他で動きが良かったのが、ユニバーサルとディサイファ。ユニバーサルは、ここ2走、好走しているように寒い時季は走る。3600mから2000mへの距離短縮もとくに問題はないだろう。重賞は2着が3回。そろそろタイトルを手にして不思議はない。ディサイファも前走後も順調そのもの。4着ながら勝ち馬と0.1秒差だった福島記念の内容からGIIIなら互角に戦えると見込む。
この3頭が主力。実績上位のオーシャンブルーも徐々に復調しており、57.5キロでも当日の気配次第では勝ち負けに加わってくるだろう。
【馬連】流し(16)軸→(1)(3)(7)()(8)
【3連単】フォーメーション(7)(16)→(7)(8)(16)→(1)(3)(7)(8)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。