2歳にデビューして3連勝で京都2歳Sを勝ち、サンデーサイレンス産駒最後の大物として注目されましたが、その後は2度の骨折に見舞われるアクシデント。昨年は転厩し、休養中にセン痛で開腹手術を施されるなど、自分自身との壮絶な戦いを繰り広げてきました。
そして、11カ月ぶりで挑んだ3走前のニューイヤーSで見事に復活。約2年ぶりになる勝利で復帰戦を飾りました。その鮮やかな逃げ切りを決めたのが、今回と同じ舞台の中山の1600mです。
ここ2戦は重賞で(2)(4)着。前走の中山記念は勝ち馬カンパニーが強すぎましたが、2着馬からは0秒2差。強敵相手に対等の走りをしていますし、GIIIのここは相手関係もだいぶ楽になりました。
近走は1800mでも上位入線していますが、終いが少々甘くなってしまう印象。やはり、圧巻のパフォーマンスを披露した復帰戦を見てもベストはマイル戦でしょう。
1週前、今週と相変わらず攻め馬は動いていますし、気合も乗っていて好気配。ベスト条件で重賞ウイナーの仲間入りを果たします。