乃木坂46時代には「聖母」と呼ばれていたという彼女。言われてみると、確かに顔相の随所に「寛」や「善」「慈」の要素が観て取れ、気立てのよさが現れている。
女性的な丸額で、目間が広く、眉間も広めなのは寛容でおおらかな心性の現れ。鼻が高くなく、山根(鼻の付け根)も低めで、余計なプライドで尖らず、穏やかな眼光にも温厚さが滲み出ている。
鼻は金甲が張って横幅があり、心身ともにタフ。打たれ強く、逆境にめげない鼻相で、『日本ボロ宿紀行』での役柄(売れない歌手と共に日本各地を巡って辛抱強く売り込みを続けるマネジャー役)とも合致していて興味深い。
口元は、上唇側が骨格ごと前に出て下唇にかぶさる感じなのは、そそっかしくはあっても陰湿なところのない好人物の相。好意を持つ男性には「母性過剰」で甘やかしがちな相でもある。
性ホルモンタンクの臥蚕(下瞼の睫毛が生えている三日月形のエリア)の張りがかなりよく、下瞼の目頭部分のラインが膨らんでいる(俗に「求愛カーブ」)時もあって、性感・性欲ともに充実。セックスの準備が万端整った、まさに「娘盛り」の相だ。
彼女は目に浮光(濡れたような水っぽい艶)がのっていることがよくあり、色情と縁が深く、淫蕩性を秘めている。
前述の鼻相と広い目間に加え、浅い人中(鼻下の縦溝)と丸目の相が尻軽性を強めており、(異性から)求められれば惜しみなく与えがちなところも「聖母」的ではある。
目頭にやや切れ込みがあって、セックスに機略を持ち込むことができ、唇が薄めで、情だけに走らず理知に勝ったところもあるので、将来、男を性愛で手玉に取るような「小悪魔性」を発揮することもあるだろう。
【淫乱度】【尻軽度】はともに高く、「4」。【絶倫度】は「3」と観る。
生来的な膣道の断面と一致するとされる、耳穴の下の溝が良形ながらやや広め。後天的名器度が現れる口元の肉付きは平凡ながら、口角がいい感じに上がっていて、これはプラス要素となる。トータルで観て、【名器度】も「3」。
右目の下瞼ラインが目尻でやや上がっているところと、すっきりした唇があげまん要素で、『乃木坂46』時代は直線的だった眉を弓なりに作るようになった点もプラスだ。
豊かな臥蚕と、上アゴの骨格が出ているところがマイナスながら、【あげまん度】は「3」と、現代女性としてはかなり高めだ。
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【劉飛昶プロフィール】
劉飛昶(リュウ・ヒチョウ) 観相学・東洋運命学・心理学などを独学。セクソロジーにも通じ、女相から性感の特徴などを観極め、現代にフィットした〈新〉淫相学の研究に取り組む。淫相学とは、観相術の中でも男女の交わりに主眼をおいた観法の総称。