初回=15.1%で好スタートを切った同ドラマ。第2話で11.4%と急降下し、第3話=12.0%だったが、その後、第4話=12.7%、第5話=14.5%と上昇。第6話では14.1%と下げたが、第7話=14.9%、第8話=15.3%と上げ、第9話(6月21日=10分拡大)では16.7%まで上昇した。この視聴率は今クールの民放連ドラでは、「アイムホーム」(木村拓哉主演/木曜午後9時〜)の初回と並び2位タイ。
これで、「天皇の料理番」の第9話までの平均視聴率は14%を超えた。同18日に放送された「アイムホーム」最終回(第10話=15分拡大)は19.0%で、今クールの民放連ドラのなかで最高視聴率を記録し、全話平均14.8%で終えた。「天皇の料理番」が今後の放送で、かなりハイレベルな視聴率を弾き出せば、「アイムホーム」の平均視聴率を上回る。果たして、キムタク超えはなるか?
木村文乃にとって、連ドラ初主演となった「マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜」(TBS/火曜午後10時〜)最終回(第10話=同16日)は10.5%と過去最高で、全話平均は8.8%。裏の仲間由紀恵主演「美女と男子」(NHK総合/火曜午後10時〜)第10話(同16日)は4.6%で、前週より0.4ポイントダウン。
注目された堺雅人主演「Dr.倫太郎」(日本テレビ/水曜午後10時〜)最終回(第10話=同17日)は13.0%で、全話平均は12.7%と伸び悩み。
大島優子初の連ドラ主演作「ヤメゴク〜ヤクザやめて頂きます〜」(TBS/木曜午後9時〜)最終回(第10話=同18日)は6.2%。全話平均は6.5%で、裏のキムタクドラマに惨敗を喫した。
斎藤工主演「医師たちの恋愛事情」(フジテレビ/木曜午後10時〜)最終回(第11話=同18日)は8.0%。全話平均は8.5%で2ケタに乗せられず。
多部未華子主演「ドS刑事」(日本テレビ/土曜午後9時〜)最終回(第11話=同20日)は8.8%にとどまり。全話平均は9.3%と、こちらも1ケタ台に終わった。
日本テレビ日曜夜の新ドラマ枠となったTAKAHIRO主演「ワイルドヒーローズ」(日本テレビ/日曜午後10時30分〜)最終回(第10話)は8.1%。2ケタ台に乗ったのは第2話のみで、全話平均は8.8%だった。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」(井上真央主演/日曜午後8時〜)第25話(同21日)は11.0%で、前週より0.3ポイント上げたが、依然状況は厳しく、8週連続11%台以下と低迷が続いている。
NHK連続テレビ小説「まれ」(土屋太鳳主演/月〜土曜午前8時〜)第12週(同15日〜20日)の週平均は19.6%で、前週より0.1ポイントアップ。18日木曜から20日土曜は3日連続で20%の大台を超えており、上昇傾向にある。
(坂本太郎)