4月スタートの同番組は、三顧の礼をもって迎えた西尾由佳理、それに中村光宏アナのコンビで始まった。だが、1%という超低視聴率の日も何度かあり、裏番組の『ミヤネ屋』(読売テレビ系)に大きく引き離さている。そこでエース軽部が投入されたわけだ。
なぜ、軽部だったのか。
「軽部は楽をし過ぎだからですよ」と前置きし、さるフジ関係者がこう言う。
「85年の入社以来、軽部は怪奇ものやオウム真理教がらみのリポーターを経験。そして、94年に『めざましテレビ』の芸能を担当し始めた。ハリウッドスターにインタビューするなど、おいしい仕事が多い。それ以来、『めざましテレビ』専念で“軽部は優遇されている”との指摘が少なくない。たしかに、蝶ネクタイをつけて19年、同じ番組専念で2000万円クラス(アナウンス室専任部長)の高給をとっているのは楽だし、贅沢な存在といえます」
前任者・伊藤 利尋アナが『めざましテレビ』と『知りたがり』という地獄の連日2ベルト番組をこなしたように、軽部にもその苦難の役がまわってきたのだ。
その軽部だが、連日2ベルトをこなせるほどの体力があるのか。
「軽部は04年5月に、フジテレビの医務室に勤務する女医と結婚。それまでかなり太っていたが、夫人のアドバイスもあり、やせることができた。だが、まだ太り気味のせいで、いまでも糖尿や高血圧などが疑われている」(テレビ業界事情通)
午前3時に起きてスタジオ入りし、5時25分からの『めざましテレビ』に出演。いったん寝てから、今度は午後2時から『アゲるテレビ』の生放送では疲れるし、健康維持は難しいだろう。もしかしたら、軽部は『アゲるテレビ』の視聴率が上がらないように祈っているかもしれない。