今月20日には、14歳の時にジャニー氏による性加害を受けたと訴える元ジャニーズJr.の中村一也さんが、立憲民主党のヒアリングに出席。
中村さんは、政府の担当者に対し、児童虐待防止法の改正を含む再発防止策を要望。一方、政府側は「7月中旬ごろをめどに示す強化策に向け、有識者などからヒアリングを行う」と述べるにとどめた。そのため、中村さんは「もっと積極的にやってほしい」と政府の対応を批判した。
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「もともと、自民党とジャニーズは太いパイプがあったので、自民が政権与党である限り、〝ジャニーズつぶし〟に当たるようなことはしないだろう。中村さんがいら立つのも納得」(音楽業界関係者)
そんな中、発売中の「週刊文春」(文芸春秋)では、〝未遂〟に終わったものの、ジャニー氏の性加害の被害者の告発を掲載した。
まず1人目は、現在、再結成ツアーを開催中で大人気のバンド・男闘呼組の初期参加メンバーだった土田一徳さん。高校に入学した1985春に初めて、多くの被害者を生んだ「合宿所」で暮らすようになり、デビューに向けて準備をしていたというが、いつの間にか俳優業が中心に。
87年の終わり頃のこと、合宿所で寝ていると、ジャニー氏に後ろから抱き締められたが行為を拒否。すると、ジャニー氏から「ユー! ズルいよ!」と言われ合宿所を飛び出したというが、その後、一切連絡はなく、88年に男闘呼組はCDデビュー。その後、別の事務所に入ったが、ジャニーズ時代のような〝厚遇〟はなく俳優を辞めたというのだ。
「ジャニーズ退所後に有名になったある芸能人も、ジャニー氏の行為が嫌で飛び出したそうだが、彼の場合はジャニーズを退所して大正解だった」(芸能記者)
やはり、ジャニーズでグループとしてデビューするためには、行為を受け入れるしかなかったようだ。