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不法滞在でジャマイカに強制送還の男、英国人女性にHIVをうつしイギリスに戻される 禁固刑3年有罪判決

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画像はイメージです

 日本国内では、ドバイに滞在中のガーシー容疑者の動向に注目が集まっているが、イギリスでは、14年前に「傷害事件」を起こしたジャマイカ人が、同国に身柄を引き渡されて話題となっている。

 女性をHIV感染させたとして起訴されていたジャマイカ在住の男に、イギリス・チェスター王立裁判所が、禁固刑3年の判決を言い渡した。海外ニュースサイト『BBC』『Jamaica Observer』などが4月11日までに報じた。

 報道によると2009年当時、ジャマイカ出身の男A(現在39歳)は不法滞在であったが、イギリスのチェシャー州内に住んでいた。AはHIV感染者で、症状を抑える薬を服用していたという。出会いなどの経緯は不明だが、Aは、とあるイギリス人女性(年齢非公表)と交際を開始した。

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 警察によると、AはHIV感染者である事実を女性に告げずに性行為をしたそうだ。避妊をしないときもあったという。しばらくして、女性はHIVに感染。それを知ったAは、女性の前から姿を消し逃亡した。女性が警察に通報。警察はAを指名手配して、その行方を追った。Aが警察に身柄を拘束されたのは、2011年になってからだ。

 2011年2月、警察は、女性をHIV感染させたとして、傷害の疑いでAを逮捕した。しかし最終的には、証拠不十分で不起訴に。このときAの不法滞在が発覚したため、Aはそのままジャマイカに強制送還されたという。

 Aの不起訴処分に納得できなかった女性は、警察に不服を申し立てて、医学的な観点から再捜査を求めたという。再捜査請求を受けて、2020年に警察は遺伝子検査を実施。結果、Aが保有するHIVが女性の感染したHIVと、遺伝子的つながりが多くあることが判明。女性のHIV感染は、Aからうつされたものである可能性が極めて高い結果が出た。

 結果を受けて、イギリス警察は、ジャマイカ政府にAの身柄引き渡しを要求。2022年にAは、ジャマイカからイギリスに身柄を引き渡されたという。Aは傷害罪で起訴され、最近になって開かれた裁判で、禁固刑3年の有罪判決が言い渡されたという。なおAが控訴するかは不明だ。

 このニュースが世界に広がるとネット上では「女性の執念が実った」「ゴムなしセックス男を裁くためにわざわざイギリスに移送。ここまでやるか」「他に捕まえるべき海外逃亡犯はいると思うが」「女性は死刑宣告を受けたようなもの。絶対に許せない」「警察は全力を尽くす。Me too女性の訴えを無視したら叩かれるから」「避妊なしのセックスを許した女性にも責任ある」といった声が上がった。

 犯罪の大小問わず悪いことをすれば、海外にいようともその罪から逃れることはできないようだ。

記事内の引用について
Deported man extradited over reckless HIV infection jailed(BBC)より
https://www.bbc.com/news/uk-england-merseyside-65179196
Jamaican man gets 3 years for knowingly infecting UK woman with HIV(Jamaica Observer)よりhttps://www.jamaicaobserver.com/latest-news/jamaican-man-gets-3-years-for-knowingly-infecting-uk-woman-with-hiv/

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