記者会見の場で、記者が放ったフレーズが炎上してしまったケースはこれまでにもある。
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2019年1月には、嵐が2020年末での活動休止を発表。笑いを交えながら明るい雰囲気で進んでいたが、ある記者が「『お疲れ様でした』という声がある中、一方では『無責任じゃないか』という指摘もあるのではないか」といった趣旨の質問を行った。これには櫻井翔が「『無責任』というご指摘に関しましては、我々からの誠意は、およそ2年近くの期間をかけて感謝の思いを伝えていく期間を設定した。これが我々の誠意」とコメントしている。この質問は、その場の空気にふさわしくない失礼なものだと、記者が特定される炎上騒ぎを起こしている。
同年7月には、吉本興業所属芸人らによる闇営業問題が発覚。雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮が開いた会見の場で、『アッコにおまかせ!』(TBS系)のスタッフが「今のお気持ちを色で表すことは可能ですか?」と問いかけた。この質問に批判が殺到し、さらに和田自身も番組内で「ふざけんなと。スタッフがそんなこと聞きますか?一睡もできませんでした」と怒りを露わにしている。
2020年12月には、アンジャッシュの渡部建が『週刊文春』(文藝春秋)に6月に報じられた不倫騒動に関し、時間差で謝罪記者会見を開いた。煮え切らない態度で質問をはぐらかし続ける渡部に対し、記者の一人が「こちらもガキの使いで来ているんじゃない」と怒りを露わにし、その場では失笑が漏れた。渡部が『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の年末特番「絶対に笑ってはいけないシリーズ」に、今年の不祥事芸能人として出演が取り沙汰されていたことを受けての質問であったが、悪意が強すぎると炎上してしまった。
記者としては、あの手この手で相手から言葉を引き出したいのかもしれないが、場合によっては炎上を招いてしまうと言えそうだ。