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同書は「VOCE」(同)で連載した「りんたろー。美容道」をベースとする美容やセルフケアのアイデアなどを収録。また、EXITブレイクの陰で自分を見失ったというりんたろー。の自伝的エッセイでもある。りんたろー。は同書の発売について「ホッとしたという気持ちと、悪いことしちゃったなっていう気持ち。でも書いたものが一つの形になったのは嬉しい」と感想を述べる。
自分の気持ちを文章で伝えるのはもともと得意だったと言い、「あんまり自分の気持ちを喋るのは得意じゃない」と話す方が実は苦手だとも紹介。「自分の気持ちを余すことなく書けるのが文章。自分の気持ちを表現するなら本かなって思いました。書きたいことがたくさんありすぎて、書きすぎたかもわからないです」と述べ、「ネタを書くのと比べて、自分の中で心に留めていた部分を書いたので、書く大変さはあまりなかったです。むしろ移動中とか空き時間に書いたので、スケジュールが大変だったというのはあります」と執筆過程を振り返る。「チャラ男なんで手は早いです。手と筆は早いです」とおどけて笑いを取る一幕も。
美容に関し、多くのページを割いたことについては「僕は美容と出会って、それが芸能界という荒波を生きる上で大切なツールになったんです。自分の成功体験をシェアしたかった」と狙いを述べ、「この本は美容本でもあり、自己啓発本でもあるんです。エッセイとも取れます。書店でもどこのコーナーに並ぶのか楽しみ」と充実の表情。相方の兼近大樹にも本を送ったと言い、「読んだのか読んでないのか。渡しはしました」と紹介。8月に結婚したグラビアアイドルの本郷杏奈にも見せたと言うが、「奥さんも反応はまだ。感想を聞けていないです」と話した。
芸人仲間である相席スタートの山添寛とのエピソードについても本書に書いたと明かし、「相席スタートの山添くんと仲が良いんですけど、芸人やめようと思った時に(山添に)声をかけられて感動したことを書いたんですけど、勝手に書くなって言われました。彼のクズ芸人としてのブランドを傷つけたかなって。あいつ実はめっちゃちゃんとしていますから。実は(山添のクズ男キャラは)頑張って作ったクズ男なんです」と山添の素顔も紹介。
今後についても「今までの自分をこの本で整理できたのはいい機会でした。そこから唯一無二の芸人になるために、でっかいところをめざしたいです」とコメント。夫人とのプライベートのエピソードについても「僕の肌の調子がいいなと思うと僕のコスメを勝手に使っている時がある」と話してのろけていた。
(取材・文:名鹿祥史)