☆ビヨンドザヴァレー
2022年10月8日(土)東京第6R芝1600m戦に出走予定のビヨンドザヴァレー。馬名の由来は「谷を越えて」。牝、鹿毛、2020年4月27日生。栗東・橋口慎介厩舎。父イスラボニータ、母リリーオブザヴァレー、母父Galileo。生産は千歳市・社台ファーム、馬主は社台レースホース。愛馬会法人・社台サラブレッドクラブの募集馬で総額3200万円。半兄には16年青葉賞(GII)を制したヴァンキッシュラン(父ディープインパクト)や、芝の2000m以上で3勝を挙げたセントレオナード(父ディープインパクト)がいる。本馬は胴伸びが良く、父よりも長めの距離が良さそうな体つき。四肢はスラっと伸びており、柔軟性は父譲り。トモにはしっかりと弾力のある筋肉が付いており、追い切りではバネのある大跳びでフットワークの良いフォームを披露している。体幹がしっかりしているからか、時折右に張りそうになりながらもブレがない走りで、ポテンシャルの高さが窺える。なお、鞍上には横山武史騎手を予定している。
☆サトノトルネード
2022年10月9日(日)東京第5R芝2000m戦に出走予定のサトノトルネード。馬名の由来は「冠名+竜巻」。牡、黒鹿毛、2020年4月2日生。美浦・国枝栄厩舎。父ハーツクライ、母タイタンクイーン、母父Tiznow。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はサトミホースカンパニー。半兄には芝で6勝を挙げたミラアイトーン(父Lonhro)や、18年鳴尾記念(GIII)を制したストロングタイタン(父Regal Ransom)がおり、半姉には20年NHKマイルC(GI)で3着となったギルデッドミラー(父オルフェーヴル)がいる。本馬でまず目が行くのはその柔軟性。追い切りの走りを見ると前肢の伸びがあり、一完歩の幅が大きくダイナミックなフォームをしている。ただし、手前の替え方がまだぎこちなく、そのあたりがレースに行ってどうか。それでもスピードに乗ってからの伸びは見どころがあり、将来が楽しみな一頭だ。なお、鞍上にはC・ルメール騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調等により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン~狙ったレースは逃さない!~」も担当している。