男は8月31日午前3時過ぎ、グループホームから外出をしようとする。70代の女性職員が止めようとすると、女性を殴り骨折や全身打撲の大怪我を負わせる。さらに、暴行を止めに入った60代の入居者に対しても殴り、脳挫傷と骨折の重傷を負わせた。
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施設の職員が通報し、駆けつけた警察官が傷害の疑いで逮捕した。警察の取り調べに対し、男は「外出を止められたので怒って殴ってしまった」と容疑を認めているという。被害を受けた2人はいずれも重傷だが、命に別状はないとのことだ。「外出を止められた」というだけで激昂し、脳挫傷や骨折をさせるほどの怪我をさせる行為は、極めて異常である。
72歳男の凶行に、ネット上では「氷山の一角と言う感じがする。入居者への暴力は報じられるが、入居者の暴力は耐えてしかるべきという誤った認識が広がっている」「介護職員なら誰もが経験しているのでは。こういう事案があるから、介護士も入居者に対して強く出ざるを得なくなる」「午前3時にどこに行きたかったというのか。こんなじいさんでも、何かあれば介護職員のせいにされる。世の中がおかしいよね」と憤りの声が上がる。
また、「とにかく人手が足りない。女性1人で深夜に入居者を見ていたんだとしたら、管理者の責任だと思う」「女性は労災がおりるのか。いずれにしてもケアをしっかりしてほしい」「女性1人で対応させていたとしたら、火災や予期しない災害が起きた場合どうするのか。ちょっとおかしいよね」という意見も出ていた。