同地裁は判決の理由として、「違法薬物への依存性がうかがわれ、今後断ち切れるかどうか不安がないわけではない」などとしていた。
ところが、田中被告は判決からわずか9日後の先月29日、千葉県内で覚醒剤を所持していた疑いで警察に現行犯逮捕されており、容疑を認めているだけに、異例の形での控訴となった。
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「田中被告といえば、2017年に大麻取締法違反容疑で逮捕された際に、不起訴になったものの、ライブが中止となったことなどで、音楽関係者に多額の違約金の借金ができてしまい、その後は金欠状態が続いていた。控訴しても、弁護士費用がかさむだけなので、素直に判決を受け入れて、再逮捕の事件で実刑になると思われるので、刑務所に服役して自分と向き合って反省すべきでは」(芸能記者)
しかし、弁護士費用を省みずに、さらに、控訴審の結審まで時間がかかると思われるにもかかわらず控訴したのには、ある狙いがあったようだ。
「おそらく、最高裁まで争って時間を引き延ばすと思われる。というのも、そちらの事件とは別に、再逮捕の事件の審理も進められるが、もし、控訴した事件の刑が確定してしまった場合、そちらの刑も合算されるので刑務所行きはほぼ確定。しかし、刑が確定しない段階だと、再逮捕の事件で可能性は低いが執行猶予付きの判決が出ることもあり得る」(全国紙の司法担当記者)
どうやら、田中被告は刑務所行きだけは避けたいようだが、それには明確な理由がありそうだという。
「まず、親に迷惑をかけないように、働いて残る借金を返済したいはず。そして、田中被告と同じように芸能界で活躍していて、体にタトゥーをほどこしていた後藤祐樹が実刑判決を受け刑務所に服役していた際、壮絶ないじめを受けていたことを一部メディアのインタビューで告白。田中被告は後藤と同じようになりそうで、それを避けたかったはず」(先の記者)
再逮捕の事件での司法の判断が注目される。