警察によると、事の発端は14日に被害女性のスマートフォンに利用料金の件で電話をかけるよう記載されたメールが届いたこと。本来、無視するべき事案だが、女性は電話をかけてしまう。
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電話に出た男は「インターネットサイトからウイルス感染のおそれがある。30万円の手数料を払えば保護申請が出せる」などと嘘八百を並べ立てた。内容を聞いただけでもデタラメと感じる発言だが、70代女性は信じてしまい、第三者に相談することもなく、即日ATMに向かい、30万円を振り込んでしまった。なお、電話番号は東京都内のものだったという。
山口県内では電話詐欺をする事件が多数発生しており、県警が13日から19日まで「うそ電話詐欺警戒警報」を発令している。「メールや電話で金を要求するのは詐欺」「見に覚えのない請求はすぐに応じず、警察や家族、知人に相談してほしい」と呼びかけている。
警察が警戒を呼びかけているにもかかわらず発生した詐欺事件に、ネット上では「30万円も支払うなら機種を変更した方がいいと考えないのか…」「携帯電話会社に連絡すれば済む話なのに。これだけ注意喚起されているのに、簡単に引っかかっているのが怖い」などと驚きの声が上がる。
一方で、「いざ自分に詐欺が降りかかると焦ってしまうのかも」「高齢者はネットを見ないし、詐欺の現状も認識していない。由々しき事態」「テレビのニュースは芸能なんかやってないで、こういう被害をしっかりと伝えるべきだ」という指摘も出ていた。
電話で金を振り込むよう要求するのは詐欺。絶対に信じないようにしてほしい。