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俳優としての評価が急上昇でも〝飼い殺し〟のままの岡田健史

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岡田健史

 阿部サダヲと岡田健史のW主演映画「死刑にいたる病」(白石和彌監督)が異例のヒットを記録している。

 24人の殺害容疑で逮捕され、うち9件の事件で立件・起訴、死刑判決を受けた榛村(阿部)から、1件の事件の冤罪を証明してほしいという手紙を受け取った大学生の雅也(岡田)が事件の真相に迫っていく物語。

 公開初週の「国内映画ランキング」では5位に初登場し、以後、6週連続のトップ10入りを果たし、5月中には興行収入5億円を突破した。

 ​>>看板俳優を〝飼い殺し〟で新事業にシフトしそうなお騒がせな芸能プロ<<​​​

 先月20日には都内で大ヒットトーク記念イベントが行われ、阿部、岡田らが出席。撮影秘話も明かされ、阿部は岡田との面会室でのシーンを挙げ、「初め岡田くんはアクリル(板)越しで声が小さかったのですが、次第に圧迫してくるようになった」と岡田の変化を回想。

 これには岡田も、「面会のシーンはシーンごとに段階があったので、顔が変わっているなと自分でも思いました」と自身も変化を感じていたことを明かしていた。

 「ネットでの口コミなどで映画ファンが続々と劇場に足を運んでいるが、公開館数も上映回数も減っている。ロングヒット作となりそうなので、そのうち劇場側も上映回数を増やすなど、対応するのでは」(映画業界関係者)

 「孤狼の血」シリーズなど、このところ、手掛ける作品がことごとく話題になっている白石監督だが、岡田も出演により俳優として大きく成長したようだが……。

 「なかなか、ここまで内面をむき出しにし、暗い過去を背負った役柄はなかったが、好演を果たした。俳優としての評価は急上昇中だが、残念ながら、契約をめぐっての所属事務所との裁判で2023年3月末の所属契約満了まで同事務所所属のまま活動し、満了後は契約を更新しないことで双方が同意。おそらく、事務所は仕事を入れずに〝飼い殺し〟にするだろうから、自分なりに俳優としてのスキルを磨くしかないだろう」(芸能記者)

 岡田にとって契約満了までは忍耐力が鍛えられる時期になりそうだ。 

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