報道をまとめると、同イベントは格闘技興行と音楽ライブを融合した新しいスタイルのイベント。今や、世界標準となったケージ(金網)での格闘技戦10試合をメインに、EXILE SHOKICHI、GENERATIONS、THE RAMPAGEらが出演し、ライブパフォーマンスを行ったというのだが、どうやら、格闘技はメインとはなり得なかったという。
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「客層はLDHのアーティスト目当ての女性が7~8割。そのファンが帰ってしまわないように、オープニングとエンディングはライブパフォーマンスだった。もともと、LDHがABEMAと組んでオーディション番組を行い、LDH所属を懸けた最終選考試合も行われ、ABEMAで有料中継。しかし、カードが弱すぎて、わざわざ金を払う格闘技ファンはそう多くなかったのでは」(会場に足を運んだ格闘技業界関係者)
結局、最終選考の5試合は全敗で、誰も所属契約を勝ち取れず。そして、メインイベントではレスリングで輝かしい実績を残した所属選手の中村倫也が、キャリアが豊富なブラジルの強豪選手に判定勝ち。試合後のマイクパフォーマンスで「これで(世界最高峰の団体)UFCのトップをいつか取れると確信しました」と自信をのぞかせたのだが……。
これに対し、ネット上では《将来的にUFC参戦は可能だろうけどトップはまだ疑問が残るかなぁ》、《強豪ってだれ?無名の選手と戦って、将来UFCってか?》、《ビックマウスにも程がある》、《中村倫也がUFCチャンプになれない方に全財産ベットしたら確実に勝てる》など厳しい声が浴びせられたが、それも仕方ない状況だったという。
「相手の選手は日本で試合したことがないので、未知の強豪レベル。おまけに、1ラウンドから中村選手は相手の攻撃で大流血したが、ほかの団体だったらTKO負けしているレベル。それでも、勝ちきったことは評価すべきだが、RIZINなどほかの団体の強豪に勝たないと格闘技ファンは納得しないだろう」(格闘技ライター)
中村の実力を証明するためにも、次は国内の強豪とのマッチメイクになりそうだ。