16日に早稲田大学の社会人向け講座の中で、講師として出席した吉野家の常務取締役が若い女性を狙ったマーケティングについて、「生娘をシャブ漬け戦略」と説明したとされるこの問題。常務取締役はすでに解任されている。
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この日、番組では改めてこの問題について特集。リモートで相模女子大学大学院特任教授の白河桃子氏を招き、この問題の背景には日本企業の役員に女性が少ないことから来る、「おじさん集団」問題にあると解説した。
番組によると、「おじさん集団」は組織に適合するよう教育を受ける、“同じ鎧を着た労働集団”とのこと。「おじさん集団」では「集団内の規範を重視する」「他の集団を正しく評価しない」といったリスクがあると言い、それを変えるためには女性の役員を増やすべきだと紹介していた。
しかし、この特集についてネット上からは「『おじさん』って言い方は男性差別では?」「さんざん女性蔑視騒いでおいて男性蔑視するってどうなの?」「この問題、女性差別っていうよりも言葉の問題でしょ」という疑問の声が噴出していた。
一方、特集の中で話を振られたカズレーザーは「今回の特集で『おじさん集団』とか『おじさん社会』とか、別に『おじさん社会』とか、別に『おじさん』って単語使う必要ないですよね」と指摘。「それ自体が、そもそもジェンダーのステレオタイプそのものをラベリングしていることになるので」とこの特集の矛盾に苦言を呈した。
さらに、カズレーザーは「男性側は基本的に既得権益側なんで、多少揶揄しても軽々しくしてもいいなっていうのは見受けられる」としつつも、「それって結局、対立構造を継続させるだけで、壁壊したり天井壊したりってことに繋がりづらいんじゃないかなって思います」と明かしていた。
特集に対する疑問が多かっただけに、このカズレーザーの発言には多くの賛同が集まることに。ネット上からは「思ってたこと全部言ってくれた」「切り込んだ、さすが!」「この手の話に一歩引いて考えられるカズレーザーがいるのは救い」「なんかスッキリした」といった声が集まっていた。