発端は2020年7月、静岡県浜松市に住む39歳男性に対し、同菊川市在住の45歳男性がSNSに「感染流行地域に外出していた」などと虚偽の書き込みをしたこと。被害男性は書き込みを受け、脅迫電話がかかってくるようになった。そして、精神的苦痛を受けたとして、慰謝料を求め提訴していた。
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書き込みをした男性は「ネットの情報から想像で書いてしまった」「こんなことになるとは思っていなかった」などと被害男性に直接謝罪。そして慰謝料330万円を支払うことで、和解したという。被害男性は「この結果がネット上の誹謗中傷の抑止につながってほしい」と話しているとのことだ。
安易な誹謗中傷で330万円を失う形となった投稿者に、「自業自得の極みだけど、誹謗中傷をするような男なので、支払いが滞ったり逃げたりしないか心配」「330万を払うだけの能力があるということなのだろうか。それとも逃げることを視野に入れているのか」「45歳にもなって誹謗中傷で330万円を失う。情けないとしか言いようがない」と怒りの声が。
また、「抑止力にはなると思うけれど、やっぱり匿名性の高い掲示板をなんとかしないと、根本的な解決にはならないと感じる」「330万は判例から見るとかなり重い気がする。今後の抑止力になることを期待したいけれど」「誹謗中傷された人物が訴えやすい社会になってほしい」などの声も上がっていた。