問題となっているのは、授賞式でコメディアンのクリス・ロックがウィルの妻のジェイダ・ピンケット・スミスの容姿を侮辱したこと。ジェイダは脱毛症を公表し、短髪にしているが、クリスは「丸刈りのヒロインが登場する)『G.I ジェーン』の続きが楽しみだね」と発言。ウィルは無言でクリスに近づき、強烈なビンタを放った。
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その後、ウィルは主演男優賞を受賞。受賞のスピーチで涙を流しながら「私はアカデミーに謝りたい。ノミネートされた仲間たちにも謝りたい。僕はクレイジーな父親のように見えるでしょう。しかし、リチャード(受賞作で演じた父親の役)のように“愛”はおかしい行動を引き起こすこともある」と発言。また、翌日にはインスタグラムでもクリスに謝罪している。
この一連の行動について、坂上は「俺は一番スマートなのは、ビンタをしないで、スピーチで逆にジョークで言い返すっていうのがスマートだと思う」と指摘。しかし一方、「でも俺が当事者だったとして、そんなスマートなことができるかって言ったら、できない」と明かした。
そして、坂上は「僕がガマンをするかビンタをするかの二択になったとして、ビンタを選んだとしたら、俺はあのウィル・スミスの(受賞スピーチの)コメントが苦手なのよ」と告白。「悪いことしたら謝るのは当然なんだけど」としつつ、「信念持って、10億人も見てる歴史のある大舞台でビンタするんだったら、謝るなよ! って俺逆に思っちゃった」と苦言を呈した。
坂上は「『ビンタしちゃったけど、またアカデミー、呼んでくれるんだったら呼んでね』みたいな感じの受け止め方をしちゃった」と明かし、「なんか納得いかなかった」と不満を露わにしていた。
謝罪に対し疑問を呈した坂上に、ネット上からは「冷静になって謝れるんだから偉いだろ」「なんで謝っちゃダメなの?」「『謝るなよ』は意味不明」「騒動起こした場所に謝るのは悪いことじゃないでしょ」「坂上は謝らない、ウィル・スミスは謝るって違いだけでしょ」という呆れ声が集まっていた。