問題となっているのは、「3-0」とソフトバンク3点リードで迎えた3回表終了後の一場面。この回は先発・杉山一樹が郡拓也、万波中正を空振り三振、渡邉諒を遊ゴロに打ち取り無失点で終了。この時点で杉山は「3回無失点・被安打0・四球1」と1本もヒットを打たれていなかった。
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その3回表終了後、中継カメラはベンチに帰った杉山が球団スタッフを交えて、森山良二一軍投手コーチと話している様子を映し出す。杉山は手に持っていたタオルで顔を拭いつつ森山コーチの話を聞いていたが、途中で森山コーチは右手を杉山の頭を1度強くはたく。はたかれた杉山は顔を大きくそむけるような仕草を見せたが、一連の流れを近くで見ていた球団スタッフは特に制止するような動きは見せなかった。
この光景を受け、ネット上には「今森山コーチが杉山叩いたけど何があったんだ?」、「投球面で怒られるような要素は無いし、球団スタッフも慌ててないから原因がよく分からん」と驚きの声が寄せられた。一方、「何が理由かは知らんが、森山が叩いたことで杉山が萎縮してしまった」、「選手に圧かけるようなことするなよ、案の定次の回から崩れてるし」と、その後の杉山に悪影響を及ぼしたとするコメントも多数見られた。
「杉山は4回裏に2死一塁からヌニエスにタイムリー二塁打を打たれ1失点。さらに、5回表には1死三塁の場面で万波に同点2ランを浴びると、後続の渡邉に四球を与えここで降板となりました。このこともあり、森山コーチが頭をはたいたことで杉山の投球が乱れたと考えているファンも少なからずいるようです。なお、森山コーチが杉山をはたいた詳しい理由は不明ですが、ファンの間では“3回無失点も看過できない不安要素があった”、“話を聞く杉山の態度に何かしらの問題点があった”といった要素が原因ではと推測されています」(野球ライター)
試合後の報道では、杉山の頭をたたいた理由、経緯について森山コーチがコメントしたとは特に伝えられていない。ファンの間で物議を醸す一場面の真相が今後明らかになることはあるのか。
文 / 柴田雅人