男は昨年9月、海外の出会い系を通じてロシア人を名乗る女性と知り合い、やり取りを行う。その際のやり取りはロシア語ではなく英語で、翻訳アプリを使いながら意思の疎通を図っていたという。
2人はSNSでやり取りを続けていたが、突然女性から「私と母が倒れて病院に運ばれた」「脳腫瘍になって手術代が必要」などと連絡が入る。さらに、ロシアの医師を名乗る男からも金を払うよう催促があった。
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典型的な「ロマンス詐欺」の手口だが、男性は昨年11月8日から2月18日にかけ、相手方から指定された口座に約500万円を振り込んでしまった。その後、不審に思った男性が警察に相談し、詐欺が発覚した。現在、警察が捜査を進めているが、男性が騙し取られた金が戻ってくることは考えづらい状況だ。
この事件に、ネット上では「騙す方が悪いのはもちろんだけど、おじさんもしっかりしろよと言いたい」「相手の素性も知らずに妄想と股間を膨らませて言いなりになってしまう。こういう被害って、いつまでもなくならないね」「いくら何でも脇が甘すぎると思う。いい大人が情けないよ」「信じられる要素が一つもないと思うんだけど」などの声が上がる。
また、「現状、こういう犯罪が摘発されたというニュースを聞いたことがない。やりたい放題の現状をなんとかしてもらいたい」「自己責任と言えばそれまでだけど、もうちょっとなんとかならないのか、と思ってしまう」という指摘も多かった。