この日、『オモウマい店』は京都市の激安の喫茶店を特集。スタッフが訪れた喫茶店は巨大オムレツをのせた450円のカレーが名物で、他のメニューも300円台から1000円以内と非常に安かった。
この店はメニューの大きさだけが売りではなく、店主手作りのシフォンケーキも人気。生地から作る本格派のケーキだという。
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だが、この手作りシフォンケーキについてネットでは「テロップミス」を疑う声が続出した。
VTRでは店主が生地と一緒にメレンゲを混ぜていたはずなのだが、テロップには「生クリーム」と表示されていたのだ。
シフォンケーキは「フワフワ感」を出すため、生地にメレンゲを混ぜるのが必須。見た目が生クリームとよく似ていた(店ではトッピングで生クリームも使っていた)ため、スタッフが表記を間違えたとみられている。
料理経験がある人は「生クリーム」というテロップに当然、違和感を覚えたようだ。ネットでは「スタッフはメレンゲを知らないの?」「あんな大量に生クリーム入れる訳ないじゃん」「おかしい」といった声が相次いでいた。
なお、この回のディレクターは、『オモウマい店』1月11日放送分の『安い自動販売機のある店はオモウマい?』を担当していた人物。
ヒロミは今回、ややクセのあるVTRを見て「こいつ(取材スタッフ)自動販売機の子かな?」「探し系好きなんだな」と一発で見抜けるほどの名物スタッフだった。
だが、スタッフは反射神経が良くないのか、買い物に向かう店主を見逃し、店主が外に出た後、行方を追うなど初動の遅れが際立っており、スタジオのヒロミから「早く動けよ!」とツッコまれていたほか、ネットでも「追いかけるの遅いよ」「慌てすぎだろ」といった声をかけられるなど、今や「愛されディレクター」となっている様子。
そのため、今回の「テロップミス」もある種の愛嬌として容認されつつあるようだ。『オモウマい店』は個性が強すぎる店主たちが魅力の番組である一方、取材するスタッフの真摯な対応や、店主とのやりとりも魅力だ。2021年10月、取材先の蕎麦屋に思いがけず弟子入りした番組ADと店主の師弟愛なども大きな話題になっている。
人気の秘訣は「ちょっと抜けた」スタッフにあるのかも……。