この日の放送では、情報提供者から預かったという「謎の小包」の中身を検証した。
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その小包は25年前、情報提供者の祖父がくれたもの。祖父は詳しいことは何も言わず「将来、困ったときに役に立つときが来る」「この小包のことは二人だけの秘密だよ。お父さんにも言わないように」とだけ伝え、祖父はこの世を去ったという。
小包の中身は今でも不明のままで、情報提供者は番組に調査をお願いしたという。
レポーターを担当したロッチのコカドケンタロウは、謎の小包を直接手に取ると「うわ!古い!」「英語だ!」と口に。小包には英語で「THE UNITED STATES(アメリカ合衆国)」「THE US DOLLAR BOND(米貨払公債)」、下部には「1935」と書かれており、約90年前の小包であることが明らかになった。
文字から察するに、この小包はアメリカ合衆国が発行した金融に関する小包であるのは間違いないようだった。だが、番組スタッフは小包の中の封筒に書かれている英語を読もうとせず、岐阜県内で活動している成分分析の専門業者に鑑定をお願いした。
成分分析の専門家にとって、アメリカの封筒は専門から外れていたようで、スタジオの蛍原徹やきゃりーぱみゅぱみゅらは「こういうことも分かんの?」「何を聞くの?」「何でも持って行けばいいと思ってる」と、取材先を間違っているのではと指摘。
その思いは番組視聴者も同じだったようで、「まずは英語の解読からでは?」「英語を読めばすぐにわかるじゃん」「成分分析してわかる訳ないじゃん」といった声が相次いでいた。
現にオンエアではコカドたちが英語の文章を翻訳した結果、小包にはアメリカ合衆国が発行した国債が入っていることが判明。だが、この国債を番組がアメリカ金融博物館に持っていくと、誰かに偽造されたものであることが分かった。ニセの国債であったことが明らかになって企画は終了。スタッフの取材の手際の悪さだけが印象に残ることになった。
最初から封筒に書かれていた英語を読んでいれば、わざわざ岐阜県内の研究所に行く必要もなく、最速で解決していたとみられる。ネットでは「時間稼ぎか?」「無理矢理尺を延ばしたのでは?」といった声もあった。
なお、この日の番組は2時間スペシャルだった。時間が余ったため、急きょ専門外と分かっていながら成分分析の業者へ依頼したのではないか、という疑惑も視聴者の間で浮上。「ネタ不足」を指摘する声も相次いでいた。