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松本人志の男気! バイきんぐ小峠の地下ライブにサプライズ出演したきっかけは

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松本人志

 ダウンタウンの松本人志といえば、いまだ現役のテレビタレント。バラエティ番組が活況を呈した80年代から90年代中盤は、目にするものすべてに一家言あるほど笑いにストイックだったが、50代に突入すると柔和に。8年ほど前には、吉本興業の後輩の陣内智則に人選を任せて、後輩芸人とほぼ隔週ペースでランチする「ランチ会」を実施。知らない後輩と接触する場をあえてもうけていた。

 門戸が開かれたタイミングで、イチかバチかで懐に飛び込んだのがバイきんぐの小峠英二。プライベートの宴席で同席することが増え、松本に斬り込み、ツッコミを入れまくった。松本は、キングオブコント王者でもあるバイきんぐのネタをそもそも高く評価していたため、キツめのツッコミも喜んで享受した。

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 小峠がすごいのは、そこからさらに踏み込んだことだ。所属するSMA(ソニー・ミュージックアーティスツ)が毎年末に開催するお笑いライブに、審査員として松本を招いたのだ。お笑いに詳しいライターが言う。

 「ライブが行われる2カ月ほど前に飲んだ席で、『ライブやってんのか?』という話題になったそう。小峠さんが説明をすると、ちょっと食いついたリアクションで『へぇ、そんなんやってんねや』と返ってきたことで、『もしスケジュール空いてたりしたら、審査員みたいな形で来ていただけたりするんですかね?』とダメ元でオファー。『スケジュールあったら、かまへんよ』と快諾され、実際に話を進めたらしい」

 およそ1カ月後、「スケジュール大丈夫そうやから、出るわ」と松本からまさかの返事。ライブ当日、最大キャパ200人程度の劇場で、司会の小峠が「ここでスペシャルゲストがいます」と小さなステージに松本を招いた。ド肝を抜かれるサプライズに、客席からは「キャー!」を超える「パン!」という破裂音がしたという。

 2人は“相思相愛”。昨年6月、松本が民放でおよそ20年ぶりに新作コントを披露した「キングオブコントの会」(TBS系)が放送され、小峠は長尺コント「管理人」で出演。マンションのドアを開けてくれない松本演じる怪しすぎるマダムを相手に、管理人役を演じた。終始、小峠が振り回されたが、当初この役はかまいたちの濱家隆一の予定だった。ところが、変更。松本は、「急きょ小峠になって、それでこれだけできるってことはすごいことですよね」と絶賛した。

 事務所もキャリアも年齢も差がある2人。それでも小峠は松ちゃんのスペシャルお気に入り、“スペおき”だ。

(伊藤由華)

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