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広島・佐々岡監督の構想で栗林が壊れる?「リスクが高すぎる」の声も、回またぎ解禁匂わせ物議 深刻なブルペン事情から擁護も

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佐々岡真司監督

 就任3年目の今季、4年ぶりリーグ優勝・38年ぶり日本一をめざす広島・佐々岡真司監督。20日に伝えられた、チームのプロ2年目・25歳の栗林良吏にまつわる発言がネット上で物議を醸している。

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 報道によると、佐々岡監督は19日にオンラインで行われた12球団監督会議後に取材に対応。その中で、今季復活予定の延長12回制について「投手の起用法が大きく変わる。投手は難しい部分が出てくると思う」と見解を示した。同時に、「(ベンチに)人数がいなければ、栗林の回またぎは、ないこともないでしょう」と、場合によっては栗林に回またぎをさせることを示唆したという。

 昨季の佐々岡監督は栗林の回またぎを原則禁止とし、2021年5月8日・西武戦(1回2/3イニング)でしか回またぎをさせていない。負担をかけすぎない方針も功を奏してか、同年の栗林は「53登板・0勝1敗37セーブ・防御率0.86」で新人王に輝く活躍を見せたが、今季は状況に応じての方針変更も考えているようだ。

 この佐々岡監督の構想を受け、ネット上には「去年1回だけだった回またぎを急に増やすのは不振・故障のリスクが高すぎるのでは」、「あくまで状況次第とはいえ、あまりに頻発するようなら裏目に出るかもしれない」と心配の声が寄せられた。一方、「ブルペン事情を考えると、回またぎ解禁は特におかしなことでもないのでは」、「助っ人陣も調整遅れ確実だし、その分栗林にカバーしてもらわないと苦しい面もある」と、チーム事情を引き合いに擁護するコメントも多数見られた。

 「昨季の広島はリリーフ防御率がリーグ4位(3.50)とブルペン陣の調子が今ひとつ。特に、栗林につなぐ7、8回のセットアッパーは最後まで目ぼしい人材が見当たらない状況でした。また、今オフは既存のリリーフ助っ人2名(フランスア、コルニエル)がコロナ感染、新リリーフ助っ人1名(ターリー)が日本政府の入国制限により来日未定となっており、春季キャンプはおろか開幕にも間に合わない可能性も浮上しています」(野球ライター)

 延長12回制が復活すれば、どの球団も昨季以上にブルペンのやりくりは難しくなると予想される今季のプロ野球。特に台所事情が苦しい広島は、チーム一のリリーフである栗林に回またぎでイニングを消化してもらう方法も一つの選択肢といえそうだ。

文 / 柴田雅人

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