メインイベントでは、内藤哲也&SANADA(5勝0敗)の無敗タッグと、グレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレ(3勝2敗)が公式戦で対決。無傷の5連勝で単独首位を走るロスインゴタッグは、余裕のあるスピーディーな連携で攻め込んでいく。だが、ユナイテッド・エンパイアも徹底抗戦。試合が佳境に入ると、ユナイテッド・エンパイアは内藤をバックドロップ&シットダウン式パワーボムの新たな合体技で排除。だが、SANADAは相手チームの誤爆を誘い、オーカーンにオコーナーブリッジを仕掛ける。しかし、オーカーンはアイアンクローで回避すると、一気にエリミネーターを炸裂させカウント3。ロスインゴに土をつけたのはユナイテッド・エンパイアだった。
試合後、オーカーンは新日本にまつわる話題を全て斬り去るかのように、「全部、しゃらくせえ!」と一刀両断。そして、「愚民にとっては、これから地獄が待ってるぞ!それを起こす力が我々にはある」と叫んだ。
バックステージでオーカーンは「ハッ!アレが全勝チームか。こわっぱどもが!言っておくがなぁ、余は“支配者”なんだよ。何の支配者か分かるか?様々な格闘技だけじゃねぇ、シングルも、タッグも、全てを支配できるから“支配者”を名乗っとるんじゃ!リングでタッグの実力を示す……分かりやすく言ってやるよ。ワータリで優勝し、東京ドームでチャンピオンベルト、デンジャラス・テッカーズどもにリマッチをさせてやるよ。感謝しろ。そして、実力だけじゃねぇよ。余が支配してるもの。ジュニアの、体重も口も軽いヤツらが、こぞって文句言ってたなぁ。そんな小さなことは、余には関係ねぇがなぁ、嫉妬するんだったらよぉ、話題でも実力でも、振り向かせてみろ!余みてぇになぁ!」と言うと、しばし無言で、満足そうな表情を浮かべて立ち去っていった。
(どら増田)