問題となっているのは、今月27日にツイッター上に投稿されたツイート。そこには「働く女性応援よくばりハンドブック無料配布中!」とつづられており、働く女性や育児中の女性、仕事と家庭の両立を希望する女性などを応援する小冊子であると紹介されていた。
小冊子には「法定労働時間を超えた労働には残業代をもらうことができます」「休暇については、法律で定められています」といった実際に働く上で役に立つ知識や、妊娠した際に利用できる制度などが記載されていた。
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一方、「ワーキングママの心構え 同僚・周囲への配慮を忘れずに!」として、子どもを育てながら働く女性に向けたアドバイスのようなページも。その中には、同僚、上司、パパ、祖父母からの女性への不満の例がつづられており、「ワーキングママへのアドバイス」として、「同僚の負担を軽減する方法を、上司と一緒に考えましょう」「ちょっと大げさに感謝すると、パパもやる気を出してくれます」などと記されていた。
しかし、ネット上からは、小冊子の中で家庭と仕事の両立を「よくばり」と表現されていることや、パパ(夫)も「配慮」の対象となっていることに対し、疑問の声が集まることに。広島県公式ツイッターには「時代錯誤」「全然応援してない」「なんで行政に説教されなきゃいけないのか」「仕事と育児の両立のどこがよくばり?」「共働き家庭へのクレームは全部女性側が受け止めなきゃいけないの?」という声が集まっていた。
一方、有益な知識も多く記されていることから、ネット上からは「一部以外はよくまとまってる」「良くない点だけ改訂すれば済む話」「全体的には普通」という擁護も見受けられた。
果たして、県はこれらの声に対応するのだろうか――。
記事内の引用について
広島県公式ツイッターより https://twitter.com/hiroshima_pref
働く女性応援よくばりハンドブックより
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/womanjob/ouen-handbook.html