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市川海老蔵、松竹との〝溝〟が深まってしまったワケ

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市川海老蔵

​​​​ 歌舞伎俳優の市川海老蔵、絵本作家でもあるお笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が22日、都内で行われた新作歌舞伎「プペル~天明の護美人間~」制作発表記者会見に出席したことを、各メディアが報じた。

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 累計発行部数70万部を突破した西野プロデュースの絵本が原作。ゴミ人間プペルと、父が残した言葉を信じる少年ルビッチが、お互いの友情を信じ、新たな世界に飛び出していく奇跡のファンタジーを歌舞伎舞台化。

 主人公のプペルを海老蔵、絵本のルビッチにあたる役を海老蔵の長女で舞踊家の市川ぼたんと長男の堀越勸玄くんがダブルキャストで演じる。

 今回は海老蔵から西野に話を持ち掛け、歌舞伎化。会見の様子を報じた各メディアによると、会見で海老蔵は「映画版を今年、家族で見ました。今の世の中や映画に秘められたストーリーがとても分かりやすくて、子どもたちも感動していた。3回くらい映画館に足を運んでいるうちに、何かしたいと子どもたちとも話していた」と経緯を説明。

 来年の1月3日~20日まで東京・新橋演舞場で上演されるが、水面下ではゴタゴタがあったというのだ。

 「当初、公演の主催と制作は、海老蔵の主戦場である歌舞伎公演がメインの松竹と発表された。しかし、その後になって、海老蔵や西野の事務所による新作歌舞伎『プペル』実行委員会に変更された。海老蔵といえば、昨年夏、松竹の社長に歌舞伎界のコロナ禍による窮状を直談判したが受け入れられず。松竹との間に〝溝〟ができてしまったとささやかれていた」(演劇担当記者)

 気になる公演のチケットの値段だが、1階最前列から3列目までのSS席は3万円、2階の最前列のS1 席は2万円とかなり高額設定だが、どうやら、これも松竹が尻込みした原因のようだ。

 「前例のない高額な料金設定と、家族色たっぷりのキャスティング。おまけに、思い入れが強すぎる西野が空間美術や演出の全権を握っているとあって、西野と意見が合わなかった松竹が降りてしまった」(同)

 それでも、公演が成功すれば問題なさそうだが……。

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