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巨人・高橋、チーム最多勝も課題は山積か 首脳陣にも責任アリ? ポストシーズンでも目立った不安要素とは

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 今季のチーム最多勝投手の奮起は見られるだろうか。

 巨人の高橋優貴は、シーズン序盤は先発の柱として目覚ましい活躍を見せ、チームを牽引した。期待されながらも、負傷で長期戦線離脱を余儀なくされた昨年の鬱憤を晴らすように、今季は序盤から先発ローテに定着し、白星を積み上げ、最終的にチームトップとなる11勝を記録している。

 昨年、さらにルーキー時の一昨年と日本シリーズにも登板、2年続けての屈辱や悔しさを十分なほど味わった一人であるだけに、プロ3年目、24歳の高橋にまだまだ課せられる役割は多い。

 今シーズンは初登板となった4月1日の対中日戦から実に5連勝、7月までに9勝を挙げるなど、潜在能力を存分に発揮した前半戦となった。オールスターにも初出場、初戦の先発も務めている。

 しかし、全体を通して振り返ると、やはり不本意なシーズンを送ったという印象が強い。

 シーズン後半、ジャイアンツは台所事情により、先発陣を固定した上で中4・5日フル回転へ方針転換したが、その結果として夏以降失速した大きな原因だと言われた。

 そして、終盤を待たずして息切れとなったチームと共に、高橋も白星から遠ざかることに。

 首位争いが三つ巴となり迎えた9月、チームは首位争いから脱落、見る見るうちに上位2球団から置いていかれるほどに、チーム状態は下降線をたどった。同じ様に高橋の成績も低迷し、9月からシーズン終了までに8回の先発登板で僅かに1勝、喫した黒星は6個を数えた。

 物議を醸したベンチワークもさることながら、9月以降の不振は高橋自身のスタミナ不足による部分も大きかった気がしてならない。これまでプロキャリアにおいて、完投で投げ終えた経験はまだない。試合を最後まで任せられる信頼とともに、身につけていかなければならないスキルは少なくないだろう。

 11月7日のクライマックスシリーズ第2戦。前日の初戦を勝利した巨人は、一気にファイナルステージ進出を決定させるべく、背番号47に先発マウンドを託した。しかし、先頭打者に安打を許すなど初回からリズムに乗れず、2回に失点を許し、早々に交代を告げられている。

 チームは2戦目も勝利しセ覇者のヤクルトへの挑戦権を掴んだものの、迎えたファイナルは「0勝3敗1分」(ヤクルト側のアドバンテージ1勝を含む)で敗退。不本意な内容のままポストシーズンを終えた高橋は来季巻き返しを見せることができるだろうか。(佐藤文孝)

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