>>「私、突き飛ばされた」上沼恵美子、小室哲哉氏への恨みは根深い?<共演NG?【犬猿の仲】の有名人><<
小室は1983年にTМを結成し、1984年発売のシングル「金曜日のライオン」でデビュー。そのかたわら、音楽プロデューサーとして数多くのスターを輩出し、日本の音楽シーンに絶大な影響を与えた。だが、2008年に自らの著作権をめぐる詐欺容疑で逮捕され有罪判決を受ける。さらには、2011年に元妻で歌手のKEIKOがくも膜下出血で倒れるなど、先行きが不安視された。2018年1月には、女性看護師との不倫を『週刊文春』(文藝春秋)に報じられ、会見を開いた小室は音楽活動からの引退を表明した。
かつては時代の風雲児として一目置かれていた小室だが、“カネ”にまつわるトラブルもつきものだった。2019年12月、エイベックス代表取締役会長・松浦勝人氏が自身のツイッターで意味深な発言を連呼。その内容は、“カネ”絡みで生じた小室と“決裂”を意味した。
松浦氏は、「年末にひとこと」と題した長文のツイートをアップ。その中で、「あの人を助けるためにお金を貸したけど、その人は返す気もないという。意味がわからん。2023年に一括返済の予定だけど、あなたの得意なあれを差し押さえでもする以外方法はないなぁ」と突如、意味ありげな文言をつぶやいたのだ。
すると、フォロワーから「小室哲哉のこと?」と突っ込まれるが、一旦は否定。だが、松浦氏はその後、小室が「松浦くんとはもう10年も付き合いづらい関係」と話していることを知り「萎えた」とした上で、「KEIKOをほっておいて、挙句の果てに僕にまでそんなこというって、どういうことなのかなぁ」とクギをさした。
松浦氏は、小室の詐欺事件の際に5億円もの賠償金を自身の懐から融資したといわれている。2020年1月に配信されたニュースサイト『FRIDAY DIGITAL』によれば、松浦氏のツイートに反応した小室が慌てて電話を入れ、近く緊急会談することが報じられ、両者の間に亀裂が入ったことだけは間違いないと伝えた。
「2人の出会いは1988年にエイベックスを設立した松浦氏が、1991年に『TMNの楽曲のカバー・アルバムを作りたい』と小室に話を持ち掛けたのが始まりのよう。一時代を築き上げた小室により、エイベックスは日本を代表するエンタテインメント会社へと急成長を遂げたのです。松浦氏は、ラジオ『max matsuura 仕事が遊びで遊びが仕事』(ニッポン放送)の放送400回目を記念して2017年6月に小室をスペシャルゲストに迎え、『何年経っても小室さんのことは“先生”です』と尊敬の念を口に。また、2017年10月発売の『ヌメロ・トウキョウ』(扶桑社)での企画『松浦勝人の徒然なるままに…』の初回には小室を招き、『小室さんがいなかったら、エイベックスはなかった』とコメント。松浦氏は小室に絶対的な信頼を置いていました」(芸能ライター)
2020年6月、小室はラジオ番組『TOKYO SPEAKEASY』(TOKYO FM)に出演し、2年4カ月ぶりに公の場に登場。番組では松浦氏についても言及し、今年に入り連絡があったことを明かした。一部では、両者が同年2月に話し合いを設けたと報じ、松浦氏が小室の復帰を仕掛けたとも伝えられている。
TMの復活は、両者の和解を意味することとなる。松浦氏のつぶやいた返済期限が2023年だとすると、小室は何が何でも働かなくてはならない“籠中の鳥”であるだろう。