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品川のファン思い、先輩思いエピソード広まる “いい人”なのになぜ嫌われ者イメージに?

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品川庄司・品川祐

 自身が監督を務めた映画『リスタート』が公開され、芸人としてだけでなく、監督としても評価が高まっている品川庄司・品川祐(監督名は品川ヒロシ)。嫌われ芸人としてバラエティーで活躍し、自虐トークは天下一品。バラエティー能力も高く、数々の芸人が彼に“救われた”と語っている。2018年に『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で、彼に感謝する企画『ありがとう品川』が放送されたのも記憶に新しい。

 いまだに彼のことを“嫌い”だという人はいるが、近年では、その評価が一変しつつあるという。『リスタート』の販売会では、直接ファンと交流を持ち、多くの人が「満足した」とSNSで語っている。

 品川が個人で開設したYouTubeチャンネル『品川家 ゲーム実況チャンネル』は、雑談配信やゲーム配信が主。登録者数は7万人程度と伸び悩んでいるようだが、真摯にゲームに取り組む姿、人気ゲーム実況者と交流を持ち、笑いを交えつつも丁寧に対応している姿を見せ、ファンが急増している。

 ​>>Youtubeが伸び悩んでいた品川、狩野英孝らが外出自粛で盛り返したワケ「面白すぎて涙出た」の声も<<​​​

 同じくゲーム実況をしている狩野英孝とのコラボでは、天然ボケをひろいつつ笑いに昇華。過去、謹慎で活動できなかった狩野を見捨てなかったということも上乗せされ、好感度も高まっているのだ。

 「中でも彼の印象を変えるのが、博多華丸・大吉とのエピソード。福岡時代、大吉たちは東京や大阪から来る芸人を接待していました。接待された芸人たちは『東京(大阪)に来たときは、今度は僕らが接待させてください』と言ったにもかかわらず、華丸・大吉が東京や大阪に行くと、みんなダンマリ。そこで唯一声をかけてきたのが、まだあまり売れていなかった後輩の品川庄司だったのです。連れて行ってくれたのは、ブリしゃぶの店だったようですが、彼らが『おごらせてください』と申し出てきたそう。後日、品川庄司のマネージャーから『2人はお金がないから、私からお金を借りたんです』と教えてもらったのだとか。大吉は、何度かこのエピソードを話しているので、本当に感謝しているようですよ」(芸能ライター)

 では、なぜいまだに嫌われているのか。2007年、有吉弘行が『アメトーーク!』で彼に放った『おしゃべりクソ野郎』というネーミングから、品川が嫌われ者のレッテルを貼られ、勢いがなくなったと思われがちだが、実はそれよりも前にネットを騒がせたことがあったのだ。

 「2006年頃に放送された『リンカーン』(TBS系)です。失礼な態度をとるタクシー運転手に対して、どんな反応をとるのかというドッキリ企画で、とにかく態度が横柄だったのです。名前を聞かれても『レギュラーです』と答えたり、失礼な運転手をにらんだり……。このあたりから、だんだん彼の悪口がネットで増え始めた印象がありますね」(同上)

 これはすでに15年以上前の話であり、今は丸くなったとも言われている品川。“いい人”よりも“嫌われ者”の方が、彼としてはバラエティーでやりやすいだろうが、今後は紹介したようないい人エピソードが増え、広がっていくのは間違いないだろう。

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