今年5月、警察に男が拳銃を所持しているという情報が寄せられ、家宅捜索をする。すると、部屋から回転弾倉式拳銃の「コルト」、自動充填式拳銃「モーゼル」に加え、分解された自動拳銃「ベレッタ」を発見。さらに実弾75発も保管しており、銃刀法違反(加重所持など)の容疑で、現行犯逮捕した。
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警察の取り調べに対し、男は「人から預かり、自分の物として持っていた」と話し、容疑を認めている。現状、使用されたかどうかなど詳しいことはわかっていない。一般市民が拳銃と実弾を隠し持っていたという事実は、驚きだ。
今回のような拳銃所持事件は多数発生している。6月24日には、茨城県神栖市で、建設作業員の49歳男と配管工の44歳男が実弾を所持していたとして、銃刀法違反の疑いで逮捕されている。また同6日にも、長崎県雲仙市の無職の74歳男が、回転式拳銃1丁と実弾2発を所持していた疑いで逮捕された。短い期間でこれだけ拳銃所持事件が相次ぐのは、異常とも思える。
福岡の拳銃事件には、ネットユーザーから「なぜ日本で拳銃が必要なのかわからない。法律違反をしてまで欲しがる理由はなんなんのか」「モデルガンも含めて、日本では拳銃などいらないはず。そんなものを欲しがること自体が不思議」「こういう事件はどんどん捕まえて、抑止力につなげてほしい」という声も出た。
日本では、拳銃を所持することは犯罪。所持する人間が増えれば、治安が悪化することになる。