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広島・佐々岡監督に「最低最悪の愚策」ファン激怒 セオリー無視の奇策で得点機を台無しに、野手より投手を優先した狙いは

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佐々岡真司監督(写真は現役時代)

 12日に行われた広島対ヤクルトの一戦。「0-0」と両チーム引き分けに終わったこの試合で、広島・佐々岡真司監督が見せた采配がネット上の広島ファンの間で物議を醸している。

 問題となっているのは、「0-0」と両チーム無得点で迎えた2回表に飛び出た采配。この回広島は坂倉将吾、正隨優弥の連続ヒットで無死一、二塁と先制点のチャンスを作ると、ここで打席には試合前時点で「.333・0本・4打点・15安打」と好調の小園海斗が入る。次打者が「.200・0本・1打点・2安打」の投手・森下暢仁だったため、小園には普通に打たせて先制点を狙うのがセオリーの場面だった。

 ところが、佐々岡監督は小園に送りバントをさせ、後続の森下に1死二、三塁の好機を託すという奇策を講じる。しかし、森下は捕邪飛で走者をかえすことができず、続く菊池涼介も右飛に倒れ結局この回は無得点で終わってしまった。

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 佐々岡監督の采配を受け、ネット上には「何で3割打者の小園より投手森下の打撃を信頼したのか理解不能」、「その辺の素人でもやらないような最低最悪の愚策、打つ機会を奪われた小園も相当不満溜めてるだろう」、「これで得点機逃したのが今日勝てなかった最大の原因だな」といった苦言や批判が多数寄せられている。

 一方、「結果的には不発だったが、走者を三塁に進めた方が得点の期待値が高いって考えたんだろ」、「走者二塁よりは三塁の方が采配の幅も広がるしなあ」、「投手が打席だと相手バッテリーの警戒緩むっていうし、佐々岡監督はその辺りを踏まえて小園にバントをさせたのではないか」と采配の意図を推測するコメントも複数見受けられた。

 「野手よりも打力が劣る投手が打席に入ると相手バッテリーは警戒心を緩めるのが一般的とされ、報復を受ける危険性のある死球を避けるため内角攻めなどもほとんど行わないとされています。比較的甘い球が来やすい状況であるため、走者が三塁にいれば内野ゴロやスクイズといった形で1点を奪える可能性は高まります。そのため、佐々岡監督は警戒されている小園が二塁走者をかえす確率よりも、無警戒の森下が三塁走者をかえす確率の方が高いと判断したのかもしれません。今回は失敗に終わったため多くのファンが憤っていますが、森下が打っていれば評価は真逆になっていたかもしれません」(野球ライター)

 得点という結果にはつながらなかった佐々岡監督の采配。その是非はファンの間でも意見が分かれているようだ。

文 / 柴田雅人

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